【三嶋大社】。ご利益は商売繁盛。農業漁業、開運、厄除けにも!

こんにちは。ケンスケです。

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沼津・三島地域に旅行したらぜひ行っておきたいのが、【三嶋大社】

全国いろいろなところにある神社は、歴史も古いところが多く、その時代における有力者たちとも深いつながりがあったりします。

今回紹介する三島大社も

古くは源頼朝
戦国時代は後北条氏
江戸時代は徳川家

それぞれの後ろ盾があって、地域を守り続けてきました。

伊豆国で由緒ある神社である【三嶋大社】は、みどころもたくさんあって、近くに観光に来たら参拝しておきたいパワースポットです。

三嶋大社御朱印

【三嶋大社】。ご利益は商売繁盛。農業漁業、開運、厄除けにも!

大山祇命と事代主神が祀られている!

御本殿

【三嶋大社】の御祭神は、

大山祇命(おおやまつみのみこと)
積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)

この二神を総じて、「三嶋大明神」として祀っています。

【三嶋大社】は以前、大山祗命のみを御祭神としていましたが、明治時代に事代主神に変更しています。

その後、昭和に大山祗命も合わせて、二神を御祭神として祀るようになった経緯があります。

日本にはいろいろな神様がいて、それぞれ得意分野があって、それを祀る神社のご利益の由来にもなっているので、知っておくとおもしろいですよ。

大山祗命(おおやまつみのみこと)

ちなみに大山祗命は、「山の神」

山に暮らす人々(山林業、炭作り、鉱山業)と山の周辺、すなわち里山に暮らす人々の神様であり、生活と仕事の両面を支えているとされています。
福徳の神でもあります。

山を開拓して農地にしたり、穴を掘って鉱山を開発したり、山や川に人の手を加えるときに大山祗命を祀っていたんですね。

で、その総本社が【三嶋大社】。
他には愛媛県今治にある【大山祇神社】も総本社があります。

事代主神(ことしろぬしのかみ)

事代主神は、「託宣の神」
いろいろなもの(事)を知る(代)神様ということで、神様のお告げを託す神(代理)です。

で、その事代主神は海に姿を消すことから「海の神」でもありました。
なので、漁業や航海安全を司るといわれています。

海・大漁・海の民守護というご利益が同じであることから「七福神の恵比寿様」と同一化されてもいます。
釣り竿を担いで鯛を持っている姿は、まさに「海の神」ですね。

本殿屋根の彫刻屋根の彫刻部分。馬に乗っているのは事代主神様でしょうか?

気になるご利益は?

神門

大山祗命と事代主神を祀っていることから、ご利益も多岐にわたります。

大山祗命は「山の神」であることから、

農業
山林業
鉱業→厄除け
福徳→その他の職業

事代主神は「海の神」であることから、

漁業
航海安全→交通安全
商売繁盛

また、源頼朝が参拝し、後に為政者となったことから「戦勝祈願」として試験や試合前の祈願を行う人も多いです。

参拝したときにはぜひ手に入れておきたいのが

「願いかなう守」願いかなう守

三嶋大社のご利益を得るためにもぜひ手に入れてみてくださいね。

樹齢1200年の金木犀(キンモクセイ)!

樹齢1200年のキンモクセイ

三嶋大社で見ておきたいのが「金木犀」

そう、秋に咲く、あのいい匂いがする木です。

なんとこの木の樹齢は1200年以上

ん?

調べてみると金木犀は中国南部が原産。
日本に入ってきたのは江戸時代です。

ってことは、長くても400年ぐらい前。
樹齢1200年ってことは、樹齢800年ぐらいで日本に移植された計算になりますね。

まぁ、細かいことはともかく、すごい風格です。
あいにく、周囲が工事中で近くには寄れなかったのですが、1200年以上も日本を見続けてきた木。

参拝したら必ず見ておきたいですね。

さらに、もう一つみてもらいたい木があります。樹齢1000年以上の楠

本殿に入る前の池脇にある「楠」。
三島七木のひとつで、樹齢は1000年以上とされています。

御本殿で参拝した後は鹿!

神鹿園の鹿

御本殿にお参りしたら、忘れずに行きたい場所。

「神鹿園」

大正8年に奈良の春日大社から雌雄8頭の鹿がやってきました。
現在では、かなりの数になってここで暮らしています。

鹿せんべいを上げることができますよ。

宝物館で歴史を学ぶ。

三嶋大社宝物館

こちらは有料の施設です。

入場料
大人¥500
大学・高校生¥400
中学・小学生¥300
開館時間
9:00~16:30

1階はギャラリーと売店になっていて、工芸品やお土産などを見たり、購入したりすることができます。

2階はいよいよ宝物館。
ここからは撮影禁止です。

中には貴重な品々ばかり。
【三島大社】は歴史が古く、人々に信仰されていて、とくに中世以降は関東の有力者たちも祈願したことから展示品もすごい!

文書は、源頼朝から徳川歴代将軍のものまでかなりの数がみられます。

いちばんのみどころは、源頼朝の妻・北条政子が奉納したといわれる、

国宝「梅蒔絵手箱」及び内容品一具

鎌倉時代の技術を結集させてつくられた手箱はとてつもなく美しいです。
(展示されているのはレプリカです。)

三嶋大社周辺も散策したい。

私は、三島駅方面から徒歩で向かいました。
三島駅近くのホテルから歩いてまず【楽寿園】を見学。

そのまま【三嶋大社】へと向かいました。徒歩で10分ちょっと。

その道中も楽しいんです。

透明度抜群の水路

三島周辺は湧き水が豊富で道の横を水路が通っています。
湧水だけあって水の透明度は抜群。

【楽寿園】正門をでると目の前に「白滝公園」。
そこから【三嶋大社】へ向かう道は、

水辺の文学碑文学碑

があります。
三島地域に関する文学作品の碑が三嶋大社まで並んでいるんですね。

湧水の流れを見ながら、文学作品に触れる。
なかなか楽しい時間です。

水路をまたぐ橋の下には、カルガモの親子がいたりして楽しみながら移動できます。子供はちょうど隠れてしまいました!橋の下で休むカルガモのペア

基本情報

神馬舎

三嶋大社公式ホームページ

地図

静岡県三島市大宮町2-1-5

駐車場

乗用車 約55台 ¥200/1時間

正月期間(12/31~1/3)、例祭期間(8/15~8/17)は閉鎖しています。市内の駐車場を利用しましょう。

最後に。

神池にある厳島神社神池にある厳島神社

今回紹介した他にも【三嶋大社】には、みどころがたくさんあります。境内は広く、本殿の他にもいろいろな建物があって、歴史を感じられます。

境内にある「舞殿」

私が訪れたのは秋でしたが、春には桜、初夏はあじさい、秋は金木犀など景色も美しい神社です。

私は、城めぐり、動物園・水族館めぐり、キャンプなど旅行に行く機会が多いので、その地域の神社に行くのが楽しいです。

【三嶋大社】は全国でも有数の大きな神社なので、近くに来たときにはぜひお参りしてみてくださいね。

新嘗祭

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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