こんにちは。ケンスケです！
天気のいい休日。
散歩もかねて、自然の豊かな公園にでかけてみてはいかがでしょう？
幸い、わが家は東京、八王子市。
自然を感じられる場所はたくさんあります！
今回は以前から気になっていた公園。
八王子市にある【長池公園】に行ってきました！
まだ、新型コロナウィルス感染拡大の影響で全部の施設を利用することはできませんでしたが、屋外施設はほぼ全部解放されていました。
（私が訪れたのは2020年5月31日。曇り空の涼しい日でした。）
『里山・自然探索に最適！八王子市【長池公園】で自然観察が楽しい！』
〇週末、運動不足の解消に公園を散歩したい人
〇自然環境と里山保全に興味のある人
〇昆虫、鳥、カエル、トカゲ、ヘビなど生き物好きな人
〇気分転換に自然を身近に感じる場所を探している人
〇カメラ好きで生き物や自然の写真が撮りたい人
長池公園のすぐ隣には「ぐりーんうぉーく多摩」というショッピングモールがあります！
家具、洋服、スポーツ用品、100円ショップ、ホームセンター、家電量販店・・・などなど
ここに来ればなんでも揃う便利な場所です。
公園探索の後はこちらでお買い物もいいかもしれませんね。
★【長池公園】基本情報
長池公園のホームページでは、公園内で見られる動物・植物の情報、みどころが詳細になっています！お出かけ前に情報収集しておくといいですよ～！
アクセス
住所：東京都八王子市別所2-58
京王相模原線の「南大沢駅」「京王堀之内駅」から歩いて、30分ぐらいかかります。
おすすめは「京王堀之内駅」から「せせらぎ緑道」を通る道。
駅から小川沿いに緑道を散歩がてら公園まで、生き物や植物を観察しながらたどり着けます。
緑道沿いにはさまざまな植物が整備されていて、四季を通じて楽しめますよ。
もちろん「南大沢駅」「京王堀之内駅」からのバスも出ています。
各10分くらいなのでお子さま連れや時間がない方は利用しましょう。
バス
京王堀之内駅行き
堀03 2番のりば
長池小学校入口経由
長池小学校入口下車
①見附橋循環行き
堀01 4番のりば見附橋下車
堀03 5番のりば 長池小学校経由
見附橋下車
駐車場
もちろん駐車場もあります！季節ごとに開場時間が異なるのでご注意くださいね。
無料です。
3月～9月 8：30～18：30
10月～2月 8：30～17：30
3月～9月 9：00～18：00
10月～2月 9：00～17：00
すぐ近くの松木公園にも駐車場があります。
時間
管理棟（長池公園自然館）
9：00～17：00
12/29～1/3は休館
園内施設
トイレ：園内3か所（自然館・水車小屋・南エントランス）
自動販売機：園内3か所（駐車場・自然館・築池そば）
★【長池公園】の特徴
多摩ニュータウンとして開発された多摩丘陵の一部を公園として残し、江戸時代にため池として使われていた「長池」「築池」（つくいけ）を中心にした自然豊かな公園です。
周囲には湿地や雑木林があって、20haの敷地、きれいに整備された「姿池」「長池見附橋」は、地域の人々の憩いの場になっています。
湿地・雑木林・里山・田んぼ・池など変化に富んだ地形は多くの動植物を見ることができます。
テーマは「里山文化の継承と創造」
里山とは、
「人々の生活に深く関わった自然で、人の影響を深く受けた自然環境のこと」
長池は、農業用のため池として使われていた「長池」と「築池」を中心として、田畑や山林を人の手で管理された自然を再現しています。
人と自然の共存する手段として、最近では【里山】は注目されていますね。
長池公園には、
間伐材を使って燃料を作る「炭焼き小屋」
水の流れを動力として利用した「水車小屋」
※水車は老朽化のため取り外されていました！
その水を利用した「田んぼ」「畑」
どんな風に自然と共存しているかを間近で見られる貴重な施設があります。
いろいろな体験教室も企画されているので、学びながら体験してみるのも楽しいですね。
変化に富んだ地形でさまざまな動植物が生息
池・湿地・小川・雑木林・草地など昔からあった多摩丘陵の自然を残しながら、里山環境も隣接することで多様な動植物を育みます。
雑木林には多種多様な生物を育みますが、人の手で間伐されることで適度に日の光が入り込みさらに多くの植物を育成します。
間伐材の置き場には、朽ち木を好む昆虫。
さらにそれらの昆虫を捕食する動物。
林の中では鳥が実をついばみ、種子を運びます。
小川や池には小魚や貝、エビたちが生態系をつくり、それを狙う鳥。
田んぼや湿地にはカエルが卵を産み、そのカエルを捕食するヘビやトカゲ。
地形も豊富なので、いろいろな種類の植物も目を楽しませてくれます。
東京都内では、なかなかこれだけ豊富な地形を一度に見られる公園は少ないですよね。
★園内のみどころ！
かなり広大な公園でそれぞれの場所が興味深いスポットです。
全部をしっかり見るには体力と時間が必要です。
時期によっても、みられる植物、生き物、景色が違うので、何度も足を運んで変化を楽しむのもおもしろいですね。
（公園を一周ゆっくり歩くだけなら、1～2時間ぐらいでしょうか）
長池見附橋と姿池
長池公園は南北に細長い敷地になっています。
で、その北側。
整備された水場があります。
その名は、
「姿池」
きれいに整備された都心のオアシスのような環境で、周囲を緑で囲まれているので、多くの人の癒しスポットになっています。
そして、その上にかかる橋！
「長池見附橋」
実はこの橋、昔（大正2年に完成）、新宿区の四谷見附に外堀をまたいでいたものを移築（平成5年）したのです！
今では、この美しいレトロ感（ネオバロック様式というそうです）のある長池見附橋と姿池はこの公園のシンボルになっています。
橋の近くには、四谷見附橋で使われていた資材や当時の写真などの展示もありました！
きれいな景観になっているのでテレビなどの撮影でも数多く使われています。
せせらぎ緑道
長池公園の姿池から京王堀之内駅近くへと続く小川に沿った小道です。
小川の両サイドに多種多様な植物を見ることができます。
樹木で日差しが遮られているので、晴れた暑い日でも涼しく散歩できます。
そして、小川のせせらぎの中には、やっぱり生き物の姿。
この日はたくさんの家族が、割りばしにイカの燻製をつけて「ザリガニつり」をしていました。
小川をよ～くみていると小さいヌマエビの姿がみえたり、巻貝がみられたり。
この日は姿を見られませんでしたが、サワガニもみられるようです。
小川の両脇には、クヌギやケヤキ、コナラなどの若い木があり、ここにも生物が多様に暮らしています。
築池と長池
「姿池」とは一転、自然な感じの池です。
多摩ニュータウンが開発される前は、農村だった名残でため池として使われていました。
こちらは「築池」。
水鳥やカワセミもみられます。
眼をこらしてよ～く見ると！
メダカ！
大きな鯉やミドリガメの目を避けるように群れで移動しています。
行ったら、探してみてくださいね。
「築池」から駐車場側の道を南へ行くと、「長池」。
こちらには「長池伝説」における浄瑠璃姫の碑があります。
むかしむかしあるところに・・・かな～り簡単に要約します。
子宝に恵まれなかった武士が海で見つけた薬師如来像にお祈りすると・・・女の子が生まれました！「浄瑠璃姫」と名づけます。
浄瑠璃姫は大人になると武蔵の国のお侍へと嫁ぎます。
が、そのお侍さんが戦死すると浄瑠璃姫は侍女とともに長池に身を投げてしまいました。
時代は流れて、ある日お坊さんが長池で光るものを見つけます。
・・・それが姫と一緒に沈んでいった薬師如来像で、お坊さんは仏像とともに姫と侍女たちを供養しました。
「長池」の方はかなり奥まったところにひっそりとあります。
実は長池公園にはもうひとつ池があります！
「とんぼ池」
こちらも農業に利用するための池です。
水車小屋の上にあって、水車に水を供給しています。
この池にはトンボがたくさん飛来して、ヤゴがたくさん生まれています。
忘れずに「とんぼ池」も見に行ってくださいね。
湿地の植物と生き物
「築池」から「長池」へとつづく道は、雑木林の中の散歩道という感じで気持ちいいです。
途中には湿地があって、ウッドデッキの上から観察できるようになっています。カタクリなどの湿性植物、さらにヤマアカガエルの繁殖地も見られます。
私が見えたのは、ウシガエルと思われる大きなオタマジャクシでした。
そしてデッキの上には、小さなカナヘビ。
めっちゃ可愛い。新しい尻尾が生えかけていますね。
日光浴の邪魔をしてしまいました。
初めての公園を探索するときって、子供のころの冒険心みたいな気持ちで懐かしい気分になりますよね。
雑木林を歩く
公園内には雑木林の中を歩く「雑木林トレイル」という道があります。
クヌギやコナラといった広葉樹が生い茂り、鳥のさえずりが聞こえて森林浴に最適です。
ただし、
「虫刺され」に注意！
雑木林だけあって、蚊やハチ、蛾もいます。
歩いて5～6分ぐらいの道ですが、いつの間にか蚊に食われていました。
そして、注意深く樹皮を観察していると！
いました！コクワガタ♀です。
公園内での動植物の採集は禁止されているので観察するだけにします。
ところどころに間伐材や伐採した草の集積場があるので、これらもムシたちの繁殖場所になっていますね。
私も間伐材の集積所で生き物を観察しようとしたところ・・・スズメバチに威嚇されてあきらめました・・・。
自然の中には危険もあるので、注意が必要ですね。
さらに進むと・・・！？
鳥です。
お、貴重な鳥の姿を撮影できました！
帰って、調べてみると。。。
「ガビチョウ」
なんと【特定外来生物】！
中国から東南アジアに生息する鳥ですね。
あんまり見たことがない鳥だったのですが(+_+)
長池公園からも近い【平山城址公園】もおススメです。
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長池自然館
私も入ってみたい場所だったのですが、今回は「新型コロナウィルス」の影響で、トイレのみ開放でした。
次回訪れた時にまたレポートします。
クラフトコーナー
農機具展示
里山の生き物展示
キッズスペース
ライブラリーコーナー
など楽しそうなコーナーがたくさん。
再開が待ち遠しいですね。
長池自然館の建物は、自然との共生を考えて作られています。
周囲を緑で覆うことで、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。
さらに、太陽光発電、屋上の庭園化によって断熱効果を高めています。
外観も自然素材（木材や石）を多用すること、屋根の緑化によって自然と里山の景観を崩さない工夫がなされています。
里山文化の継承だけでなくて、新しい技術も取り入れて地球にやさしい建物づくりも提案しているんですね。
里山体験
野鳥観察、昆虫観察、植物観察、探検ハイキングなどの自然観察。
他にも蚕体験や草木染め、農業体験などの里山体験などのイベントも盛りだくさん！
ですが！
こちらも「新型コロナウィルス感染拡大防止」の影響が。
現在ほぼすべてのイベントや体験が中止または延期になっていますね。
早く新型コロナウィルスの終息を願うばかりです。
★最後に
【長池公園】っておもしろい！ですよ。
本当は、隣のショッピングモール「ぐりーんうぉーく多摩」での買い物が目的だったんです。
あくまで、公園は「ついでに」でした。
でも、行ってみたら、私の興味をひく自然・生き物・里山というキーワードが、冒険心をくすぐるではありませんか！
今回の探訪では、あまり多くの生き物を見つけられませんでした。
また【長池公園】の自然観察へ行って、多様な生き物を見つけたいですね。
公園好きな私がおすすめできる場所ですので、機会があったら行ってみてくださいね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました！
