こんにちは。ケンスケです。
幼いころ、カブトムシやクワガタを見るとなんだかワクワクした気持ちになりましたよね。
「ご自分のお子さんにも体験をさせてあげたい!」
って気持ちになります。
どんなときにどこで手に入れるかというのが問題になってきます。
最近ではいろいろなところにホームセンターなどの大型のショップができて手に入れやすくなりました。
でも、
「せっかくだから採集させてあげたい」
そんなときは、採集にいきましょう!
カブトムシやクワガタが活発に動くのは夜。
暗い自然は危険がいっぱいです。
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そこで、今回は、
『カブトムシ・クワガタ採集時の注意事項。いろんな危険を想定しておこう!』
です。
交通事故
とくに灯火採集(外灯などの光に集まる虫を採集)時には注意が必要です。
自然の多い地域では夜間、交通量や歩行者もほとんどなくなります。そんなところでは車やバイクはスピードも出しがちです。
車道にはなるべく出ない、車道を横断するときは必ず安全確認をすることが事故に会わないために必要です。
どうしても採集に夢中になると注意を怠りがちです。
命に関わることなので絶対に気を付けましょう。
反射材のついた服や夜間目立つ色の服装を身に着けていくのも大切です。
また、ご自分の車で行くときも必ず安全な場所に駐車しましょう。
転倒や転落事故
山林や河原、雑木林へ入るときには、明るいうちに地形を把握しておくことが大切です。
事前に下見をしても、夜間は昼間と全く雰囲気も違ったりするので注意してください。
それなりに険しい場所に入るときはしっかりとした装備や安全対策も行いましょう。
どんなに魅力的なポイントがあっても危険が想定される場所には行かない、入らない勇気も必要です。
そんなときは潔くあきらめましょう。
危険な生き物
人に危険な生物たちもカブトムシやクワガタたちも同じ自然に暮らす仲間です。
うまく距離をとって自然を楽しみたいものです。
毒のある蛾
クワガタたちが集まる樹液場。
実は「ボクトウガ」という蛾の幼虫が傷つけた穴が元なんです。
そこにたくさんの虫たちが集まり、オスメスが出会ったり、オス同士が闘争したり、食ったり、食われたり・・・。
いろんなドラマが繰り広げられているわけです。
「イラガ」という蛾の幼虫。
毒を持っていて、触るとけっこう痛いです。さらにかぶれます。
毒の付いた毛に触れると電気が走ったように痛みを感じます。
全ての毛虫や蛾が毒を持っているわけではありませんが、成虫になっても毒がある種もいるので、触らないようにしましょう。
ハチ
カブトムシやクワガタを探すときにかなりの頻度で出会うのが「スズメバチ」。
夜間にはあまり活動しないのはずですが、意外といます。
大きいものから小さいものまで数種類いて、どれもかなり危険です。
刺されただけでもかなり痛いのに、アナフィラキシーショックといって、アレルギー性のショック症状がでることがあります。
しかも、巣が近いと積極的に襲ってくるので気を付けましょう。
同じ樹液場にクワガタやカブトムシがいても手を出さないでください。
スズメバチの巣は立派なつり鐘のようなものばかりと思いがちですが、地中に巣を作るものもあって暗い場所では見つけられません。
「アシナガバチ」など他のハチも攻撃してくることがありますので、近づかないようにしましょう。
ハチは黒っぽいものを攻撃します。服装は白っぽいものが基本です。
また、香水や整髪料の匂いに引き付けられたり、興奮したりすることもあるので、つけない方が無難です。
捕虫網などを使って追い払ったり、殺したりするとハチはフェロモンを出して仲間が大挙して襲ってくるので絶対にしないこと。
急に走り出したりせず、静かにその場を離れてください。
〇黒っぽいものを襲う。目や髪はメガネ、白い帽子でガード。
〇香水・整髪料でも興奮。ハチはニオイに敏感です。
〇こちらからは攻撃しない。フェロモンや威嚇音で仲間を呼ぶ。
〇毒は命に関わることも。
ヘビ
猛毒のあるマムシは日本全国生息しています。
ジメジメした場所、河原にいることが多いので注意しましょう。
ヤマカガシもマムシに負けない毒を持ちます。ヒキガエルを捕食することでその毒を手に入れます。
アオダイショウは大型になる種類で里山にも多く見られます。
どれもこちらから掴んだりしなければ、積極的に襲ってくることはありませんが、気づかずに踏んでしまったりすると咬まれることがあります。
灯火採集では、外灯に集まった小さな虫たちを狙うカエルやヤモリもよくみかけます。
ということは、そのカエルやヤモリを狙うヘビも潜んでいる可能性も考えておきたいところです。
足元にもしっかり注意を払いましょう。
沖縄などの熱帯地方ではハブも危険なヘビです。
ムカデ
ムカデも林の中ではよく見られます。
これもかなり強い毒があるので、触らないようにしてください。
鋭いキバで咬まれるとかなり強く痛み、さらにその毒で強く腫れます。ハチに刺された時のようにアレルギー性のショックを引き起こすことがあります。
蚊・マダニ・ヤマビル
どれも吸血してきます。
血を吸われるだけでも嫌ですが、さらに蚊は毒を注入してくるし、マダニは「SFTS」というウィルス性の病気も媒介することがあります。
ヤマビルは麻酔成分を出して咬みつくので、痛みを感じず、さらに血液凝固を止める成分も持っているのでその傷口からは出血します。これも野生動物の病原菌を持っていることがあるので要注意です。
肌を出さない、服の中に入れないように防御しておきましょう。
けもの
イノシシ
人を捕食するわけではありませんが、鋭いキバを持ち、大きな体格と強い力をもっています。
最近、襲われる事故もあるようですので出会っても刺激しないようにしましょう。
イノシシに出会った時の対処法は以下の記事で!
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クマ
本州ではツキノワグマ、北海道ではヒグマ。
どちらも出会いたくないですね。
目撃情報のある地域には入らない方がよさそうです。
私も今年秋田でキャンプしたときに、採集に行きたかったのですが、「クマ注意!」の看板であきらめました。
サル
群れで襲うこともあるようです。
こちらも刺激しないように気を付けましょう。
地域への配慮
住民の方への配慮
夜間静かな地域での話声や車のドアの開け閉めの音は、結構響きます。騒音とならないように気を付けましょう。
また、懐中電灯の光は住宅を照らさないようにしましょう。
そして、採集に入る場所は私有地でないか、採集の禁止されている場所でないかも事前に確認は必要です。
自然環境への配慮
ゴミの放置はもちろん、たまに樹木の皮がはがされていたり、木の根元が掘り返されていたりする現場をみかけます。
そういったことが積み重なれば、樹木を傷めることになって、貴重な生き物たちの生息場所を奪うことになりかねません。
自然への環境配慮は、採集者の義務でもあります。貴重な自然を拝借するつもりで採集していきたいですね。
そして、もうひとつ。
採集する昆虫がその地域で貴重な種類で、政府や自治体から保護の対象となっている場合があります。
そのような生き物を間違って採集してしまわないように、事前に調べておきたいですね。
最後に。
カブトムシやクワガタの採集は、自然豊かな地域に行くことがほとんどです。さらに時間帯も夜間に行く場合は危険がたくさんあります。
行く場所の情報を事前にしっかりと収集して、安全第一に自己責任でお願いします。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。