【クワガタ】春が来た!越冬明けの管理方法。乾燥とエサ切れに注意!

こんにちは。ケンスケです。

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成虫のまま越冬できる国産クワガタたち。

オオクワガタヒラタクワガタコクワガタなどですね。

気温が低い冬の間は、登り木の下や枯れ葉やマットに潜って、ジッと動かずに越冬していたはずです。

春が近づき、だんだんと気温が上がってくると徐々に活動を再開します。

おぉ~、無事だったか~!

って触りたくなりますね。

でも、ちょっと待って!

変温動物の昆虫にとって過酷な冬を乗り越えた個体たちは、体力がなくなっている状態です。

まずは、クワガタたちの体力を回復させてあげましょう。

越冬明けのオオクワガタ

【クワガタ】春が来た!越冬明けの管理方法。乾燥とエサ切れに注意!

※この記事では、越冬明けのクワガタについての管理を紹介していますが、羽化後の「休眠」明けのクワガタでも共通です。

クワガタの越冬準備についてはこちらの記事で紹介しています。

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オオクワガタのオス

成虫が越冬状態から覚めるのは3月初め。

 

梅の花

加温しないで、越冬状態になっていたクワガタは、気温が15℃ぐらいを超えてくると徐々に活動を再開してきます。

エサ(昆虫ゼリー)を食べ始めるのもこの頃ですね。

冬の間はほとんど動かずに過ごしていますが、他の動物のように完全に仮死状態になっているわけではないようです。

身体の水分は抜けていくし、活動するエネルギーもあまり残っていないはず。

体力が回復するまでは、2~3週間ほどかかります。
越冬明けの弱っている状態で、あまりクワガタに負荷をかけすぎると寿命を縮めてしまうことがあります。

なので、

クワガタがいつエサを食べ始めてもいいように昆虫ゼリーは用意しておきましょう。

気温が15℃を超えた日が出てくるのは、だいたい3月初め頃から。

早めに準備しておきたいので、

2月後半になったら!

昆虫ゼリーを入れておきましょう。

2月後半から3月にかけてはまだ気温もそんなに上がっていないので、入れた昆虫ゼリーもそれほど傷みません。

無駄になってもクワガタが元気でいてくれたほうがいいので、1週間に一度は交換してあげてくださいね。

冬眠明けに注意すること。

冬眠していた飼育ケース

越冬明けのクワガタは「体力を消耗している」と述べました。
次に注意事項を紹介していきましょう。

越冬明けに5つのやること!
乾燥していたら加湿する。
栄養のあるエサを与える。
エサ切れに注意する。
むやみに触らない!
活動を開始したらマット交換。

乾燥していたら加湿する。

じょうろ

冬の間は餌も食べずにジッとして、朽ち木やマットの中で春がくるのを待っています。
クワガタは、体内の水分をエサから取り入れています。

冬季の間も多少の呼吸をしているのと乾燥しがちなので、体内は脱水気味になっていると考えられますね。

マットを加湿してあげましょう。

量はマット全体が少し湿るぐらい。
加湿し過ぎもよくありません。

s加湿しすぎると、カビが生えたり、余計な細菌が繁殖して、弱っているクワガタにダメージを与えてしまいかねません。

乾燥はクワガタの脚がとれてしまう原因にもなります。

栄養のあるエサを与える。


マットを加湿したら、エサとなる昆虫ゼリーを入れてあげます。
2月後半だと室内は乾燥しがちですので、カッターなどでゼリーのフタを十字に切ってあげると乾燥を遅らせることができます。

温かい日には動き出して、昆虫ゼリーで体力を回復してくれるはずです。
弱った時期を早く回復させることで寿命も伸ばせるかもしれませんね。

なので、なるべくなら「高タンパクゼリー」などの栄養価の高いものを与えると安心です。

エサ切れに注意する。

越冬明けのクワガタは、温かい日にたくさんエサを食べます。
できるだけ毎日確認して、エサが切れるのを防ぎましょう。

あまり食べていなくても3~5日ごとに交換しておきます。

むやみに触らない!

無事に越冬できた成虫がかわいいのはわかりますが、むやみに触りすぎるのも考えものです。

基本、昆虫は人に触られるのを嫌がり、大きなストレスを感じます。まだしっかり体力が回復しないうちは、そっと見守ってあげることが大切です。

活動を開始したらマット交換。


無事にクワガタがエサをたくさん食べるようになってきたら、越冬に使用したマットを交換します。

11月ごろから5ヶ月近く使用してきたマットなので、細菌やダニ、コバエの温床になっていることが考えられます。

新しい清潔なマットに交換してあげましょう。

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ヒラタクワガタのオス

繁殖させるのは気温が安定してから。

 

こいのぼり

3月初めに目覚めたクワガタは、4月初めにはしっかりエサを食べていることが多いですね。

ただし、まだ気温が低かったり、夜間冷え込んだりして気温が20℃を下回ることも少なくありません。

ペアリング(交尾させる)時に、オスが活動していてもメスがまだ活発でない場合もあります。

産卵数も気温が20℃以上に安定している方が多い傾向にありますので、気温が安定する5月ごろに産卵セットを組むのがおすすめです。

気温が20℃以下でも産卵しないわけではありませんが、産卵数が少なかったり、孵化の時間が長いことでカビてしまったりして、効率がよくないです。

できれば5月後半まで待って、最低気温が20℃を下回らないような時期がおすすめですね。

全部が越冬できるわけではない!

掘り出した新成虫たち

冬季は昆虫にとっても厳しいシーズンです。
冬の間に力尽きてしまう個体も少なくありません。

原因は乾燥だったり、暖冬の影響で冬眠中に体が活動してしまうことでの餓死だったり、もちろん寿命も考えられます。

越冬は体力を消耗させる時期ですので、体力を使い果たした成虫は亡くなってしまうことは仕方がないことです。

越冬した幼虫の管理。

越冬後の幼虫

これまでは成虫の越冬後の注意事項を紹介してきました。

ウチはまだ幼虫だから~

っていう方もいるはず!

次に冬季明けの幼虫の管理について述べていきましょう。

蛹室ができているか確認!

蛹室

幼虫を管理しているケースは人それぞれですが、菌糸ビンやマットの中は室温よりも

2℃ぐらい高い!

といわれています。

冬の間でも温かい日には12~13℃になることも珍しくありません。

暖房のない場所で管理していても、多少の影響はあるはず。

冬季の間でも温かい日には、幼虫が活動することもあります。

幼虫の成長は「積算温度」で変わる!

といわれています。

※積算温度
生育に必要な最低温度を差し引いた温度が生物の成長に関与するという考え。
簡単に考えると「温かい状態のほうが成長が早い」ってこと。

なので、もしかしたら幼虫が「蛹室」(ようしつ)を作っている可能性もあるんです。

羽化不全(羽化の失敗)はなるべく避けたいところです。
飼育ケースを外側からよ~く観察しましょう。

幼虫の周りに細長い部屋(空間)が見えたら「蛹室」(ようしつ)の可能性があります。

幼虫を複数のケースで飼育している人は、他のケースで蛹室を作っていたら、同じ状態であることも考えられます。

蛹室を作っていたら、マットや菌糸ビンの交換は控えましょう!

マット・菌糸ビンを交換する。

マットボトル交換

冬の間は幼虫もあまり活動していません。
気温が低いときはなるべく交換は控えます。
理由は活動的でない時期に無理な環境変化は、幼虫に負担をかけるからです。

ということは、気温の低い冬の間はずっと同じマットや菌床で過ごしていたわけですね。

寒い時期に活動が鈍っていたとはいえ、完全に活動を停止していたわけではありません。
温度が高い日には餌を食べて、フンもしているはず。

冬季でも3~4ヶ月も経つと、マットも古くなり発酵が進んで劣化しています。

新しいマットや菌糸ビンに交換しましょう。
(蛹室を作っているときは交換しない!)

気温が上がってくるとともに、幼虫たちも冬に減少した体重を取り戻すべく、たくさん食べるようになります。

新鮮なマットや菌糸ビンで栄養をとって、元気に羽化する体力を取り戻す時期です。

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温度変化は少ない場所で管理。

幼虫を投入

春は暖かい日が続くこともあれば、一転真冬のような寒い日もあります。
日光が当たる場所は室温が急激に変化する恐れがあります。

温度が急に上がってしまうと、幼虫の蛹化が早まったり、羽化不全の原因にもなります。

なるべく幼虫が環境の変化についていけるように徐々に活動的に慣れるようにしてあげましょう。

4月から5月の時期は気温も20℃を超える日が増えて、温度変化も安定してきます。
幼虫たちも蛹化にむけてかなり大きくなってきますので、マット交換、菌糸ビン交換も慎重に行ってくださいね。

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最後に。

越冬明けのヒラタクワガタ

寒い冬を乗り切ったクワガタたちは、温かい春に活動を始めます。
3月頃から活動を始めたクワガタの成虫は、4月後半から5月にかけて繁殖させやすいシーズンになります。

累代飼育(飼育しているクワガタを代々繁殖させること)は、クワガタ飼育の楽しみでもあります。

繁殖の実態もかなり解明されつつあるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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