【日野市新選組のふるさと歴史館】新選組と天然理心流を知りたい方におすすめ

こんにちは。ケンスケです。

東京日野市には新選組に関する施設がたくさんありますね。

なぜか?っていうと

「土方歳三や井上源三郎のふるさとだから!」

ですね。

土方歳三や井上源三郎だけでなく、日野市には他にも新選組の隊士になったひとは多いです。

それは、新選組を結成したのちの幹部の多くが天然理心流という剣術にゆかりがあったんですね。

ということで、
「新選組を詳しく知りたい!」
っていう方におすすめの施設をレポートします。

『【日野市新選組のふるさと歴史館】新選組と天然理心流を知りたい方におすすめ』

【日野宿本陣】と一緒にみるのがおすすめです!

【新選組のふるさと歴史館】では、日野宿の歴史と新選組&天然理心流について詳しく学べます。

【日野宿本陣】は土方歳三と関わりの深かった佐藤彦五郎の旧宅です。当時の建物が残されていて、使われていた日用品や家具も展示されています。

二つの施設は歩いて15分ほど。
一緒に見学することで江戸幕末の日野と新選組を楽しく学びましょう。

入場料はそれぞれ単体で200円ずつですが、共通券を購入すると300円です。

100円お得ですよ!
こういうト・コ・ロ大事ですよ!

いきなり歳三

入館料を払って、入場すると目の前にはいきなり

でっかい土方歳三の肖像
遠目でみると写真のように見えますが、よくみるとバスマットのように毛羽だっています。

 

実はこれ、つまようじでできているんです。
都立日野高校の生徒さんたちが作ったもの(2014年)です。
クオリティが高いですね。

八王子経済新聞

日野市立新選組のふるさと歴史館(日野市神明4)に現在、地元の高校生がつまようじで作り上げたアート作品「土方歳三」が展示さ…

都立日野高校は土方歳三のお墓がある石田寺(せきでんじ)のすぐ近くにあります。地元愛が感じられますね。
※土方歳三の菩提寺は高幡不動尊ですが、お墓は石田寺にあります。

新選組屯所や土方歳三といっしょに記念撮影もできますよ。
インスタ映え(?)に絶好の場所ですね!

常設展示で学習

常設展示はふたつのパートに分かれていました。

日野宿の歴史エリア

日野は多摩川と浅川に挟まれる地形ということもあって、江戸時代は重要な街道宿場町でした。

ここでは、渡し舟に関する資料や現在も残っている用水路の資料がたくさん展示されています。

「今も日野駅近くにある用水路は、江戸時代より前の時代(戦国時代)に北条氏照から罪人を借り受けて佐藤家が開発した」

とか

「八王子千人同心は武田家の遺臣、日野は美濃や北条家の遺臣」

とか歴史好きにはおもしろい豆知識を仕入れておきましょう。

知識はマニアックなものほど、レア度が上がって周りから一目置かれるようになりますよ(笑)

日野用水路は現在も使われていて、450年以上も地域に親しまれています。
もしかしたら、土方歳三たちもこの用水路で遊んでいたかもしれませんね。

新選組と新徴組エリア

このエリアでは多摩地域に広がっていった天然理心流と新選組の歴史についての解説と展示があります。

もともと天然理心流の二代目近藤三助方昌は八王子千人同心の家が出身でした。
そのため多摩地域には、天然理心流の門下が多くいたのです。

三代目近藤周助の道場は今の新宿区にあったのですが、多摩地域に出稽古に行っていました。
この時期に井上松五郎の勧めで日野の名主であった佐藤彦五郎が天然理心流に入門します。

佐藤彦五郎は自宅に天然理心流の道場を作ります。
ここで、三代目近藤周助の代理で出稽古に来ていた近藤勇や沖田総司、井上源三郎、土方歳三の出会いがあったといいます。

その後は、あなたも知っての通り、

浪士組→新徴組

壬生浪士組

新選組

という流れになっていきます。

【新選組のふるさと歴史館】ではこのあたりの流れも詳しく解説されていますね。
「新選組」を知るには最適な施設です。

【新選組のふるさと歴史館】のみどころ

池田屋事件報奨金の明細

新選組のいちばんの見せ場「池田屋事件」。
これを評価した江戸幕府、会津藩からの報奨金の詳しい内訳の資料があります。

※「池田屋事件」
討幕派(多くが長州藩)の蜂起を計画する会合に新選組隊士たちが切り込んだ歴史的な事件。
この事件によって新選組の評価がバク上がりした!

近藤勇 10両 プラス特別ボーナス20両
土方歳三 10両 プラス特別ボーナス13両

さらに

沖田総司 永倉新八 藤堂平助 谷万太郎 浅野藤太郎 武田観柳斎には、10両プラス特別ボーナス10両

などなど。

切り込みに参加したものには、ほぼ全員10両プラス特別ボーナスが支払われている

な~んていう生々しい資料も展示されています。

歴史館の方の解説だと当時の1両が今の7万円ぐらい。
「1両あれば、家族4人で普通に暮らせた」というのだから、当時にしてみればとんでもない収入を得ていたんですね。

京都での新選組の持ち場は、祇園や島原といった繁華街が中心でした。そうした繁華街では、〖禁門の変〗以前、金を派手に使う長州人が人気でした。

※「禁門の変」
蛤御門の変ともいう。
京都を追われていた長州藩が京の行政復権を迫ったが、会津藩・薩摩藩連合軍に敗れた。この時に久坂玄瑞などの有力な長州藩士も自害した。
この戦争で京の街の多くが火事で焼けてしまった。

が、

〖禁門の変〗以降は長州人に変わって新選組隊士が人気になったといいます。
金の切れ目が縁の切れ目ってやつでしょうか。

もちろん、禁門の変で京都で多くの家屋が焼けてしまったり、長州藩が表立って飲みに歩けなくなったのも理由のひとつでしょうが・・・。

相馬主計の回想録「贈友談義」

中は見られませんでしたが、箱館まで戦って明治まで生き残った相馬主計の手記が展示されています。

箱館で戦っていた新選組は土方歳三が箱館政府の陸軍奉行並という要職についていたので、新選組の指揮を執ることができないことが多かったのです。

箱館政府の降伏時に隊長として相馬主計は捕らえられます。
京都時代から土方のそばにいた相馬主計が土方亡き後、新選組隊長になったのは何か感慨深いですね。

伊豆の新島へ流刑にされていたのですが、赦免され東京へ戻って明治の時代を生きたのでした。

が、

東京へ戻った後、自害してしまうんです。

相馬主計が箱館戦争を振り返った手記。これがどういう経緯で【日野市新選組ふるさと歴史館】にあるのかはわかりませんが、非常に貴重な資料です。

近藤勇が新政府軍に捕らえられたときに、お供としてついて言ったほどの人物。新選組と戊辰戦争の核心に迫る供述のはずです。

相馬主計が自害する前に、自分や新選組がどのように戦ってきたのかを残したかったのでしょうか。

松本捨助の年賀状

元新選組隊士の松本捨助の年賀状です。
戊辰戦争で生き残った本人が書いたと思うと感慨深いですね。

※松本捨助はもともと近藤勇の弟子であった人物。

近藤道場で天然理心流を学び、1863年1月に結成された浪士組にも参加を望むが、家族の反対があり、断念。その後上洛し、文久3年(1863年)11月、壬生浪士組から名を改めた新選組に入隊を懇願するも断られている。入隊を断られたのは長男であったためと言われる。その後も入隊を諦めず親を説得し、結局、新選組に入隊したのは慶応3年(1867年)になってからである。鳥羽・伏見の戦いや甲州勝沼の戦いにも参戦。会津戦争時に仙台にて(実質的な)局長の土方歳三から暇を出された事で離隊し、郷里に帰る。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より

新徴組について

新徴組(しんちょうぐみ)は、清河八郎が暗殺された後の浪士組で庄内藩のお預かりになった組織です。沖田総司の姉みつの夫・沖田林太郎も所属していました。

簡単に言うと、

①将軍が上洛するために浪士組が結成。

②京都で芹沢鴨と近藤勇の一味が浪士組を離れる。

③江戸に帰った浪士組のボス、清河八郎が暗殺される。

④残った浪士組は庄内藩お預かりの「新徴組」になる。

っていう感じです。

こちらには、日野出身の新徴組隊士のその後が解説されていました。


「新徴組」は新選組と違ってあまり有名とはいえませんが、戊辰戦争の発端にもなりました。

当時、武力倒幕を目指していた薩摩藩は草莽の志士たちを使って幕府側を挑発します。このとき新徴組も挑発の標的にされます。

新徴組の屯所が襲撃され、死人も出たことから、薩摩藩邸焼き討ちに発展!

結果、
『戊辰戦争の勃発!!!』


おお、私も「新徴組」には詳しくなかったのですが、しっかり勉強させていただきました!

企画展も季節ごとに変わります。

私がいった、2020年冬季は

「天然理心流と土方歳三」

なんという魅力的な企画でしょう?

ということで、見てきましたよ。

資料はこちらも撮影禁止でしたが、どれも当時の貴重なものばかり。

天然理心流の切紙・中極意・目録・免許などそれぞれの展示もありました。

また、興味深かったのは箱館戦争を描いた絵。

榎本武揚が指揮する横に土方歳三もちゃんといましたよ。

今回の企画は2020年2/24で終了してしまいましたが、また魅力的な企画展が始まったら足を運んでみようと思います。

最後に。

日野市には新選組関係の施設がたくさんあります。しかも、個人所有の貴重なものばかりを見ることができます。

それぞれの施設は結構近い距離にあるので、うまく計画を立てれば一日で周ることも可能です。

私もそれぞれの施設に行くたびに、新しい発見や勉強があります。楽しみながら知識を深めることができるので、新選組びいきのあなたや幕末マニアのあなたにはピッタリです。

館内には施設の解説員の方がいらっしゃって、おもしろいお話を聞かせてくれるかもしれませんよ!

今回は最後に基本情報です。

基本情報

日野市新選組のふるさと歴史館ホームページ

地図

休館日

毎週月曜日(祝日の場合はその翌平日)
年末年始(12月29日~1月3日)

開館時間

9時30~17時00分(入館は16時30分まで)

入館料

新選組のふるさと歴史館のみ
大人(高校生以上)200円
小人(小・中学生)50円

日野宿本陣も当日一緒に行くなら、共通券

大人(高校生以上)300円
小人(小・中学生)70円

※身体障害者手帳、療育手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳の提示で本人と介助者1名は無料。

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