こんにちは。ケンスケです。
多摩動物公園は「ひとつひとつの動物を飼育する場所が離れていて歩くのが大変」っていう人がたくさんいます。
でもそれが魅力のひとつでもあるんです。
次の動物に行くまでになんとなくドキドキしませんか?子供はなおさらです。
私が子供のころ、ゾウやキリン、サイを見てとてつもない大きさだと感じた衝撃を今でも覚えています。
その頃の動物園は、動物との間に大きな壕と高い鉄柵に隔てられてその距離は遠いものでした。それでも動物の大きさに圧倒されていました。
現在の動物園は多くが近くで動物をみられるように工夫されています。次はどんな動物が出てくるのか、探検しながら歩くような気分になれるのが多摩動物公園の魅力のひとつです。
今回紹介するアジア園も歩く距離はけっこうな旅路ですがそんな魅力が凝縮されています。
それでは行ってみましょう。
『多摩動物公園。アジア園、世界の希少動物を見に行こう!その①』
アジア園を観覧するのに便利なシャトルバス
多摩動物公園は敷地が広大です。その中でもアジア園はかなりの広さになり、ほとんどが坂道。
そこで便利なのがアジア園を巡回するバスです。
ソデグロヅル舎前・インドサイ舎前・オランウータン舎前・動物慰霊碑・アジアの平原というアジア園をほぼ一周する具合に3台のバスが運行しています。
足の悪い方や見る動物を厳選したいという方は利用するのをお勧めします。
もちろん料金は無料です!
アジアの平原へ
正門前からまっすぐ続く道を進むとまず最初の分かれ道。
「どこへ向かうかはあなた次第です」
右へ行けば、昆虫園やアフリカ園に続く道。
まっすぐ行けば主に日本に住む動物たちを通り抜けて、オーストラリア園に続く道。
そして左に行けば、アジアの平原エリア・山岳部にすむ動物エリアです。
今回は左に進みます。
道の横には竹林や雑木林が広がっています。歩いて3分ほど進むと右側にタンチョウやトキ類の鳥舎があります。
ここにはワシミミズクやショウジョウトキなどの鳥たち。
さらに先を進むとそこは・・・
坂道とカーブの連続です。
ここの所要時間は7分~10分くらいでしょうか。
タイリクオオカミ
最初に見えるのがタイリクオオカミ舎です。
群れで暮らしていて地形に富んだ運動場で見られるので楽しいです。
モウコノウマ
隣にみえるのはモウコノウマ
野生では絶滅してしまった貴重な種です。
群れで暮らしていて癒されます。
隣には家畜種のウマもみられます。こちらは人にも慣れている様子でした。
山岳部に住む動物たち。希少種のユキヒョウも!
シャモア
ウマ舎からさらに登っていくとシャモアという動物がいます。
アルプスに住むカモシカのような動物です。正確にはアジアに住む動物ではないかもしれませんね。
実はこのシャモアあまり見かけたことがありません。ジャンプ力がすごいため金網で覆われていて、中はほとんどが急斜面でできています。
そのため以前見に行ったときに頂上にわずかに毛が見えたぐらいです。きちんと姿を見られた方は大変ラッキーです。
ゴールデンターキン
チベットや中国の山間に住むウシです。立派な角・派手な毛皮・愛嬌のある顔。珍しい動物です。
ここ最近、多摩動物公園では繁殖に成功していて現在子供のかわいらしい姿もみられます。
レッサーパンダ
みなさんご存じの中国に住む希少種です。かわいらしい姿で寒くても活発に動く姿は冬でも楽しめます。
こちらも現在レッサーパンダの子供も公開されています。
ユキヒョウ
主に中央アジアの山岳部に棲息する大変珍しい動物です。きれいな毛皮目当てに密漁されている動物です。
寒くなる地方に住む動物のため熱帯のヒョウと違って毛が長く、しっぽをマフラーのように使う姿も見られます。
猛獣ですが運動場でくつろぐ様子をみているとイエネコのような仕草はファンを虜にしています。
世界的にも希少な動物で多摩動物公園では何度も繁殖に成功しています。
シフゾウ&カモシカ
ユキヒョウからすぐ近く。ちょっと目立たない場所にいますが、珍しい動物なのでみていってあげてくださいね。
シフゾウ
19世紀に野生では絶滅していましたが、動物園で飼育されていた個体が繁殖して飼育下でのみ生存しています。
体の各部分がシカ(角)・ウシ(蹄)・ロバ(尾)・ラクダ(首)に似ているがそのどれでもないことから「四不像」と名づけられたそうです。資料によっては「ラクダ」ではなく「ウマ」になっているところもあります。
ニホンカモシカ
ニホンカモシカは日本に住む動物です。
主に高地に住む動物で日本では天然記念物に指定されています。
意外にもシカ科ではなくウシ科に属していますね。
実はヤギやヒツジも大きな分類でいうとウシ科なんですね。
いわれてみるとヤギにもヒツジにも顔が似ているような気もしますね。
秋田県で自然散策しているときにカモシカに出会った話
こんにちは。ケンスケです。カブトムシやクワガタを採集しているといろんな生き物に出会います。現地で出会っても、知らないとそれが珍しいものなのかどうかは分かりませんよね。私も都会ではなかなか見られなかった虫とたくさん[…]
長くなりましたのでその②へ続きます。
多摩動物公園のアジア園は広くて動物もたくさん。
魅力もたくさんなので、その②に続きます。<m(__)m>
その②ではオランウータン、トラ、インドサイ、アジアゾウなどの大物も登場します!
こんにちは。ケンスケです。多摩動物公園アジア園の紹介です。広い敷地にたくさんの動物が飼育されているこの動物園。今回は多摩動物公園マップの真ん中あたりから右側を紹介していきます!『多摩動物公園。アジア園、世界の希少[…]
多摩動物公園紹介記事