【クワガタ】も木から落ちる!転ばぬ先の「転倒防止材」!が必要。

こんにちは。ケンスケです。

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クワガタを飼育しているとよく見かけるひっくり返っている姿。

木に登るのが得意なはずなのに、どうしてすぐ落ちるのでしょうか?

そこには、クワガタの習性からくる理由があるんです。

今回の記事では、なんで転倒防止材が必要な理由も説明していきましょう。

ひっくり返るアカアシクワガタ

【クワガタ】も木から落ちる!転ばぬ先の「転倒防止材」!が必要。

飼育しているとよく見かけるクワガタのひっくり返った姿ですが、そのままにしておくともがき続けて体力を消耗してしまいます。

かといって、一日中見守っているわけにも行かず・・・。

対処法についても解説していきます。

カブトムシが引っくり返る理由についてはこちらの記事で解説しています。

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「猿も木から落ちる」…クワガタも落ちる!

 

アカアシクワガタの腹側アカアシクワガタの腹がわです。足と胸部の一部が赤いのが特徴。

クワガタのツメって、かなり鋭いですよね。じゅうたんやカーテンに捕まらせてしまうと容易には引き剥がせないほどです。

自然界では、木にツメを引っ掛けて幹や枝に張り付いています。

そんな木登り上手なクワガタ。

驚かすと



落ちます。

これは、クワガタの習性で

擬死(ぎし)

っていいます。
簡単にいうと「死んだふり」ですね。

昆虫ゼリーを交換するときやケースを動かしたときに、クワガタが危険を察知して『擬死』(ぎし)状態になると、六本の足を引っ込めます。

そうすると捕まっていた場所から落ちてしまいます。
結果的にひっくり返ってしまうのです。

クワガタの鋭いツメの間には、「毛」が生えています。
その「毛」は感覚器になっていて、振動を感じることができるのです。

ツメの間のヒゲ写真はカブトムシですが、クワガタにもこういった「毛」が生えています。

外敵が近づくのを察知すると、自分から木から落ちて危険を回避する習性があるんですね。

小さいコクワガタなどは、人が近づいただけで落ちてくることもあります。

この習性はカブトムシよりもクワガタのほうが強いです。
カブトムシの場合は、「身体の重心」の問題でひっくり返りやすい特徴がありますが、クワガタがひっくり返りやすいのはこの習性も大きく関係していると考えられます。

なるべく振動のない、静かな場所でクワガタを飼育してあげましょう。

カブトムシがひっくり返る理由は?

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落ちる習性を利用した「蹴り採集」。

落落ちてきたミヤマクワガタ蹴り採集で落ちてきたミヤマクワガタ

クワガタを採集するときに、

木を蹴る(もしくは「たたく」)

っていうのを聞いたことはありませんか?

実はクワガタ採集ではかなり有効な採集方法なんです。

クワガタが危険を察知すると捕まっていた足を引っ込めてしまう習性を利用しています。

「蹴り採集」は、木を揺らして落としているわけではありません。
木の幹に振動を与えて、その振動がクワガタのいる場所まで伝導することで、高い位置にいるクワガタを落とす作戦です。

なので、力いっぱい幹を蹴るのではなく、振動を与えるようにします。
間違っても助走をつけて力いっぱい蹴ったりしないようにしてください。

ご自分の足を傷めるだけでなく、クワガタのいる木にもダメージを与えてしまいます。

クワガタが好きで採集するのにクワガタのいる環境を壊してしまっては本末転倒ですからね。

蹴り採集で落ちたノコギリクワガタ落ちてきたノコギリクワガタ

「蹴り採集」は昼間のほうが効果的です。夜間だと落ちてきたクワガタを見つけるのが大変なんです!
ちなみに落ちてくるのはクワガタだけではないので気をつけましょう!

転倒防止材は「転ばぬ先の杖」。

クワガタ飼育のレイアウト

「転ばぬ先の杖」ということわざを知っていますか?

転んでから杖を用意しても意味がない。
リスクを想定して準備をしておきましょう!

っていうことわざですね。

だいぶ、話がわき道にそれてしまいました。
話を戻しましょう。

クワガタがひっくり返るお話です。

クワガタは平らなところでひっくり返ると起き上がることができません。

ひっくり返ると、足をばたつかせてもがきます。
もがいているうちに、足がなにかに引っかかれば、それを支点にして起き上がることができます。

何も足に引っかからなければ、・・・

もがき続けます。

体力をかなり消耗してしまいます。
それが長時間になれば、力尽きてしまうのです。

そう、「転倒防止材」や「登り木」は、

転ばぬ先の杖

なんです。

基本的にクワガタはなにかに掴(つか)まっている生き物。
ひっくり返ってもすぐに掴まるものがあれば、起き上がれます。

木に掴まるミヤマクワガタメス

とくにプラケースなどで飼育しているとケース側面を登ろうとします。プラケースの側面はクワガタのツメが引っかからないので転倒しやすいです。

なるべく大切なクワガタがどこでひっくり返ってもいいように、足が引っかかるものを入れておいてあげましょう。

登り木は、クワガタが掴まって過ごすだけじゃなく、下に潜ることで落ち着いた住処にもなります。

昆虫ゼリーをそのままのせられる登り木も販売されているので、クワガタにとってはこれ以上ない居心地のいい環境を作り出すことができますよ。


※クワガタの脱走にも注意。
クワガタは脱走の達人です。登り木からケースのフタを開けてしまう強者もいますので、フタはしっかり閉められるものか、重しをのせて脱走を防ぎましょう。

ツメがひっかからない場所は苦手。

クワガタの足

クワガタのツメは私たちの手のひらにもつかまれるほど鋭いです。
自然界では樹皮や枝にしがみついて生きているからです。

苦手なのは、

ツメが引っかからない地面。

クワガタやカブトムシはツメを引っ掛けることで姿勢を維持しています。
他の生き物のように足のバランス感覚が乏しいのです。

フローリングのようなツルツルした場所。
砂やマット。
ケース側面。

観察してみると、このようなツメの引っかからない場所だと、足が踏ん張れずに移動するときにひっくり返りやすいことがわかります。

ちょっと面倒ですが、クワガタ成虫を飼育するときには、

○起き上がりやすいように小枝を置く
○転倒を予防するために枯れ葉やハクスチップをまく
○キッチンペーパーをいくつか丸めて置く

などしておくと、乾燥防止にもなりクワガタにも優しい環境を作ってあげられますよ。

レイアウト例

もうひとつ注意しておきたいのが、

フセツ欠け

「フセツ」とは、ツメとその上のいくつかの節からなる部分。ツメがいろんな方向に曲がるようになっています。

クワガタ足の名称

「フセツ欠け」は、その部分が取れてしまっている脚のことです。
簡単にいうとツメ部分がないってことですね。

まず、「ツメがないので転倒しやすいこと」

さらに、ツメ部分がないとひっくり返ったときに足が転倒防止材や登り木に引っかかりにくくなります。
起き上がりにくいっていう特徴があるんですね。

なので、フセツ欠けのクワガタの場合には、より転倒には注意が必要になります。
転倒防止材を多めに入れてあげましょう。


メスは土に潜るのも得意。

アカアシクワガタのメス

クワガタのメスは、木に登るのも得意ですが、土に潜るのも得意です。

よ~く観察していると、メスは脛節(けいせつ)をスコップのように使ってマットをかき分けて潜っていきます。
脛節とは、ツメのすぐ上の棘が生えている部分。ヒトでいう前腕部分ですね。

土の中は外敵に見つかりにくいのを分かっているんです。
なので、潜れるぐらいのマットの深さも落ち着ける環境づくりに必要ですね。


最後に。

ひっくり返るミヤマクワガタ

カブトムシもクワガタも飼育しているとよくひっくり返りやすい特徴があるんですね。

とくにクワガタには「擬死」っていう得意技があるので転倒しやすいです。
飼育しているクワガタに長生きしてもらうためには、飼育環境を良くして、体力をあまり消耗させないことが大事になります。

また、長年飼育しているクワガタはフセツ欠けや脛節欠けなどで足をなくしてしまっているものもあると思います。

そんなクワガタにも、もっと長生きしてもらえるような環境をそろえてあげたいですね。

たまに飼育しているクワガタをよ~く観察してみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

カブトムシのツメ。間に生える毛は感覚器!

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