【カブトムシ】の持ち方!優しく持ってストレスを与えないようにしよう!

こんにちは。ケンスケです。

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カブトムシってどうやって持ち上げていますか?

変な風に持ち上げると足や角がとれてしまって、大切なカブトムシを傷つけてしまうことがあります。

今日はカブトムシの持ち方について、記事にしていきたいと思います。

オスの持ち方

【カブトムシ】の持ち方!優しく持ってストレスを与えないようにしよう!

とは、いってもいたって簡単。
難しくないので、カブトムシを飼っている人はやってみてくださいね。

手や腕につかまらせて遊びたい気持ちは分かります。
ただし、カブトムシのツメやトゲは結構鋭くて、しかも力は強いです。

皮膚が傷ついて、細菌感染・・・。な~んてこともあり得るので、あまりお勧めはできません。(やりたい方は自己責任でお願いします。)

ということで、カブトムシを正しく持ち上げることは、自分もカブトムシもケガをするリスクを減らせるのです!

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カブトムシ成虫の持ち方。

 

まぁ、「持ち方」といっても特別なことではないです。
ほとんどの方が普通にやればこうなるよなっていう持ち方ですね。

なんとなくの私の感覚なのですが、オスは硬く尖った触り心地メスはやわらかい毛が多く生えているので柔らかい手触りがします。

カブトムシは、足の脛節というところにトゲがあるのと、6本の足に2対ずつあるツメはかなり鋭いです。

なので、カブトムシが足でもがいても手に当たらないように持つのが基本です。

オスの場合

オスの持ち方サイド
オスの場合は、身体の側面で体の縁(ふち)に指を引っかけてもちます。↑
ツノを持つ場合は、必ず胸角(短いツノ)をつまむようにして持ちます。頭角(長いツノ)をもつと頭ごととれてしまうことがあるので要注意!↓

短いツノを持つ

メスの場合
メスの場合は、胸角(短いツノ)がないので、身体の側面の縁に指をかけて持ちます。

メスの持ち方

木などにつかまっているカブトムシを持ち上げるときに、いちばんいいのは後述するおしりを軽く押す方法が安全です。

ただ、採集をしていて高さなどが問題となって手で持ち上げないといけないときもありますよね。

そんな時は、角や身体の側面をもって少し左右に振りながら、やさしく頭側へ導くように持ち上げます。↓

カブトムシの捕まえ方

このとき、

強引に引っ張るようなことはしないように!

カブトムシは引きはがそうとすると余計にツメを食い込ませて抵抗します。
あまり強い力で引っ張り上げると足がとれてしまったり、ツメがとれてしまったりします。

 

コツ:方向は頭側斜め上方です。

簡単でしょ!

カブトムシ成虫の飼育についての記事はこちらです。
【カブトムシ飼育】成虫になったら「必要なもの!」&「気を付けること!」

注意!カブトムシに挟まれた?!

持ち上げる時の注意

私、カブトムシに咬まれたことがあるんです。
飼育しているカブトムシが激しくケンカを始めてしまって、仲裁に入ったんです。

そうすると、

イッテ~!

なんと、カブトムシの胸角と頭角で私の指をすごい力で挟み込むんです。
飼育しているカブトムシの背中に穴が開いているのを見たことありませんか?

たぶんこうして角に挟まれて、損傷してしまったものなのでしょう。

危なく私の指にも穴が開くところでした。

もう一つ、カブトムシが挟んでくる危険ポイントがあります。

ちょうど私たちが持ち上げる胸角のすぐ下の部分。くびれです。

カブトムシが前屈しているときに、くびれ部分に指をかけてしまうと
カブトムシが身体を起こしたときに挟まれてしまうことがあります。

カブトムシは意図的に挟んでくるわけではないのですが、かなりの力ではさんでくるので、ケガには要注意です。

カブトムシにとっても長時間持ち上げられた状態でいると、かなりのストレスになります。(持ち上げられているとかなり必死にもがいています。)

持ち上げたら早めに何かに掴まらせてあげることも大事ですね。

ヒトにもカブトムシにも優しい持ち上げ方。

これも、特別なことではなくて、昔から実践されている方法です。

やさしい移動のさせ方

①頭側(カブトムシの前方)に止まり木を持ってくる。
②カブトムシのおしりを前方に向かって優しく押す!
③カブトムシが止まり木に移る。

ね、簡単でしょ。

これなら、カブトムシの足を傷めることもないです。ヒトはカブトムシのおしりをそっと押すだけなので傷つくこともありません。

何より持ち上げられるストレスがないので、カブトムシの負担も少ないです。

ヒトにもカブトムシにも優しい方法ですね。

関連記事:カブトムシを長生きさせたい!
【カブトムシ成虫】の寿命は短い!老化を防いで長生きさせてみよう!

カブトムシの幼虫を持ち上げる時の注意。

カブトムシ孵化したばかりの幼虫

さぁ、ここで終わってしまうのも短すぎる気がしますね。
ついでに幼虫の持ち方も紹介します。

カブトムシの幼虫の皮膚は、かなり薄くて張りがあります。
体には多くの毛が生えていて、細菌や摩擦から皮膚を守る役割をしています。

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幼虫を持ち上げる時の注意

これを持ち上げる時は、なるべく素手で扱わないこと!

ビニールの手袋や大きめのスプーンを使って持ち上げるのが正解です。

人の手には常在菌といって、幼虫がまだ出会ったことがない細菌がたくさんいます。

それに、ヒトの手は温かいですよね。
短時間なら影響はほとんどありませんが、長い時間だと幼虫の体温も上がってしまいます。
幼虫も温度が低いのは得意ですが、熱いのは苦手です。

なるべくなら清潔なスプーンを使いたいところですね。

スプーンや手袋で持ち上げる時は、絶対に幼虫の皮膚を傷つけないようにします。

幼虫の持ち方

手の時は指の腹で優しくもって、手のひらにのせてあげましょう。
スプーンを使うときは縁がカブトムシの皮膚に当たらないようにマットと一緒にすくうようにします。

スプーンが硬いと万が一傷つけてしまいかねないので、プラスチックのスプーンを使いたいですね。

プラスチックのスプーン

関連記事:カブトムシの幼虫の育て方!
【カブトムシ】幼虫。初心者でも簡単。マット交換と育て方を紹介!

最後に。

カブトムシの背中を押す

カブトムシは足がとれやすい生き物です。
そのくせに、物につかまる力が強いんですね。

だから、気を付けてあげないといけないんですね。

当たり前のことですが、

カブトムシを触ったら必ず手を洗うこと!

カブトムシは、雑菌だらけの中で暮らしています。
カブトムシは「カブトムシディフェンシン」という特殊な免疫を持っているので大丈夫ですが、普段清潔な環境で暮らしている私たちには危険もあります。

忘れずに手を洗いましょう!
(新型コロナ対策にもなるしね!)

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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