【カブトムシ成虫】の寿命は短い!老化を防いで長生きさせてみよう!

こんにちは。ケンスケです。

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カブトムシが羽化して成虫になってからの寿命はだいたい2か月。
7月初めに羽化をしたら8月後半には寿命を迎えます。

でも、飼育している方の中には、

「12月まで生きていた!」

っていう方までいました。

そこで、考えてみました。

カブトムシを長生きさせる飼育方法。

カブトムシ捕まえた!

今回は

〖老化の原因〗仮説から寿命を延ばすための飼育方法を考察しています!

【カブトムシ成虫】の寿命は短い!老化を防いで長生き記録を狙おう!

今回は「少しでも長く生きてもらう!」方法に焦点を当てた記事です。元気に育てる方法を紹介しているわけではありません。繁殖も目的にしたものではないのでご注意くださいね。

「体力を消耗させない」ことがポイント!

仲のいい老夫婦

カブトムシは脚が欠けたり、角が折れたりしたりしても再生できないんです。

カブトムシはケガをすると基本的に再生能力はほとんどありません
エサはもちろん食べるのですが、成長」や「回復」のために食べるというよりは「エネルギーの確保」が目的といってもいいかもしれませんね。

なので、

寿命を延ばすためには、

ケガや病気をさせない!
老化させないように「消耗」を徹底的に避ける!

ことがポイントになりそうです。

徹底的に消耗を避けることに焦点を当てて、カブトムシ飼育を考えてみましょう。


※なぜ、消耗を避けると長生きできるのか?

【活性酸素説】
代謝量の多い生物ほど寿命が短くなるという仮説です。

【プログラム説】
細胞は一定の回数以上は細胞分裂できなくなるという説。「細胞の新陳代謝が少なければ長寿になる。
染色体の末端に「テロメア」という構造があり、細胞分裂のたびにこれが短くなっていきます。これがなくなったときがその細胞の寿命になります。

【遺伝子修復エラー説】
細胞分裂を繰り返すうちになんらかのエラーが起きて、アポトーシス(細胞死)やガン化が起こるという説。


カブトムシ成虫の寿命

カブトムシ飼育

まず、一般的なカブトムシ成虫が生きる期間を見てみましょう。

実はオスとメスとで生息期間が違うことがあります。
オスはメスに比べて短命で1か月~2か月で寿命を迎えることが多いです。
メスは2か月~3か月ほど生きます。

カブトムシ

オスは少しでも多く、自分の子孫を残すために日々戦いの連続です。他のオスとメスやえさ場をめぐって戦います。
うまくメスと交尾できてもさらに違うメスを求めて、また戦いの旅に出るのです。
傷つくリスクや他の生物に食べられるリスクはメスよりも高いですね。

カブトムシのメス

 

メスはというと、強いオスと交尾したら次は産卵が待っています。
交尾を終えても仕事が残っているんですね。
1頭のメスが30個以上も卵を産むこともあります。
もちろん産卵も体力を消耗します。

ただ、オスのように戦闘で負傷することや他の生物に食べられるリスクが少ないぶん、長生きできるのかもしれません。

老化現象の兆候

元気なカブトムシ

生物の老化がなぜ起こるのかは、正確にはまだ分かっていないそうです。

老化を説明する仮説の一部
【プログラム説】
【活性酸素説】
【遺伝子修復エラー説】
【免疫機能低下説】
【ホルモン低下説】

ここでは詳しく述べるのは避けますが、「どれかひとつ」が正解ってわけじゃなく、それぞれが絡み合っているのでしょう。

で、カブトムシは寿命が近づいてくる兆候をみてみましょう。

動きが鈍くなる。
エサをあまり食べなくなる。
脚や角など末端が取れやすくなる。
土に潜ってあまり出てこなくなる。
体重が軽くなってくる。

こんな症状が出たら寿命が近づいてきてしまっていると考えられます。優しく見守ってあげましょうね。

飼育密度

密です!

↑「密」は避けましょう!

長生きさせることだけを考えれば、単独飼育が望ましいです。
オス同士、メス同士、オスメス混合どれもお互いを消耗させます。

カブトムシは基本的に社会性のある生物ではないので、単独の方が消耗せずにすみます。

オス同士…ケンカをする。傷つく。
メス同士…エサを取り合ったり、食べられなかったり。
オスメス混合…オスがメスを追いかける。何度も交尾しようとする。

カブトムシにもパーソナルスペースがあります。
ソーシャルディスタンスを保って飼育してあげたいところですね!

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木にしがみつくカブトムシ

飼育ケース

飼育ケース大

ちょうどいいのが飼育ケースMサイズぐらいでしょうか。
30×18×18(横×奥行×高)ぐらい。


狭すぎると脱出を試みて、側面をもがくように動き続けて消耗してしまいます。

広すぎると、中を動き回ったり、夜間飛び立とうとしたり。
カブトムシは身体が重いので飛翔するのにかなり消耗します。

Mサイズのケースにカブトムシが落ち着くように登り木や枯葉などを入れてあげましょう。

ケース内に入れるもの

登り木

カブトムシは体高があるのでひっくり返ると起き上がるのが下手です。
よくマットのくぼみでひっくり返ってもがいているのを見かけます。
すぐに脚がひっかかって起き上がれるように小枝と登り木を入れておいてあげましょう。


底面には、できれば発酵していないマットかオガクズ。
カブトムシが潜って、全身隠れるぐらいの厚さ(3~5㎝)を敷きます。

発酵していたり、土に近いものだと不潔になりやすく、細菌やダニとの戦いでカブトムシが消耗してしまいます。
上には清潔な枯葉を入れておくとカブトムシも落ち着きやすいです。

飼育温度

温度計

飼育温度はなるべく低温で!
低温とはいっても18℃を下回るのも心配です。

カブトムシが元気な温度は23℃~28℃ですが、消耗させないことを目的とするなら、

20~25℃

低温でなるべく活性をおさえるのが狙いです。
(もちろん25℃を超えても大丈夫です。)

エアコン

クワガタの幼虫飼育でも大きさを狙うために低温で飼育する方法があります。

エサ


エサを切らさず、栄養豊富なものを与えることが長生きしそうですよね。
私もそう考えていました。

ですが、老化の原因仮説のひとつに

【摂取カロリー説】

低カロリーの摂取は平均寿命と最長寿命を延ばす」という説をみつけてしまったんです。

高カロリー摂取によって活性酸素を増やしたり、消化器官に負担をかけたり、といった可能性が指摘されています。

ということは、今回は、

餓死しないように少なめのエサ

を推奨します。

ゼリー交換は2日に一度くらいでもいいかもしれません。

エサは昆虫ゼリーがいいです。
細菌では研究されて栄養素のバランスがとれたものが市販されていますね。消化もしやすそうです。

果物でもいいのですが、不潔になりやすいです。

交尾・産卵させない?!

カブトムシの交尾

交尾や産卵は、カブトムシの体力を消耗させます。
長生きさせるためには、交尾や産卵させないことも方法のひとつです。

カブトムシの卵

清潔に保つ!

掃除道具

カブトムシはエサを食べると排泄します。
さらに触ったり、おどかしたりしても排泄します。

カブトムシはエサをひっくり返します。
昼間はおとなしくしていても、夜間にひっくり返します。

ということは、マットが汚れますよね。
マットが不潔であれば、カビや細菌が繁殖します。

カビや細菌と戦うために免疫機能を使って、体力を消耗します。さらに生物は寿命が近づくと免疫機能が弱くなります。病気にもなりやすくなるんですね。

老化の原因を説明する仮説に

【免疫低下説】
【病気説】

があります。
カブトムシも老化していくと免疫機能が低下したり、病気になりやすくなったりします。

なるべく頻繁に飼育マットを取り換えて飼育環境を清潔に保っておきたいです。

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最後に。

大木

今回はちょっと変わった飼育方法をご紹介しました。
長生きさせる」ことにこだわった飼育方法です。

「老化」について調べてみるといろんな仮説があっておもしろいですね。
カブトムシ飼育を通じていろいろな方向に興味が広がります。
お子さんの教育にもいい影響がありそうですよ!

カブトムシの飼育には、いろんな育て方がありますので、ご自分に合った、ご自宅に合った飼育方法を見つけてみてくださいね。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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