カブトムシを飼育するときのマットの深さ。成虫と幼虫で使い分けよう。

こんにちは、ケンスケです。

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カブトムシ飼育で悩むのが、

マットの深さ!

今まではあんまり気にしてはいませんでしたが、わが家では毎年大量のカブトムシが孵化(ふか)してくるのです。

こうなると深刻なのが、マットの量
カブトムシ用のマットは安く購入することはできますが、あまりに大量だとやっぱり気になってきてしまいます。

でも、カブトムシには元気に育って欲しい!

今日は、カブトムシ飼育における「マットの深さ」について考えていきたいと思います。

カブトムシの飼育

 

 

カブトムシを飼育するときのマットの深さ。成虫と幼虫で使い分けよう。

「カブトムシの一生」の記事もご一緒にご覧ください。

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成虫を鑑賞する目的で飼う。(産卵させない場合)

 

カブトムシの成虫たち

まずは、カブトムシの成虫から。
産卵させないで、成虫を見て楽しみたい!

そんなときは、マットの深さは、

3~5cm

これぐらいあれば、十分です。

産卵させないのであれば、それほど深さは必要ありません。
マットを深くしないぶん、高さを使えるので登り木を多く入れてみたり、大きめの登り木にしたりできます。

そうすることで、ケースの上部をカブトムシの生活空間に利用できるのです。

もともとカブトムシは、木につかまって生活している昆虫です。
どうしても飼育下では、マットの上を這いずり回る姿ばかりですよね。

カブトムシ成虫の観賞目的の飼育

登り木を多く入れたり、大きくしたりすることで、空間を立体的にしてあげることで、木につかまるカブトムシ本来の姿を観察できますよ!

ただし、カブトムシは脱走するのが得意。
力も強いので、フタのロックが弱いとすぐに持ち上げて逃げ出してしまいます。

ロックがしっかりしたケースを使うか重しをのせて、脱走を防止しましょう。

かといって、メスはマットにも潜りたいはず。
マットが3~5cmもあれば潜れます。

カブトムシだってずっと見られているのもストレスを感じます。
ちゃんと隠れ場所をつくってあげるわけです。

マットの上に落ち葉を敷いておくと、乾燥防止にもなるし、落ち葉の下にも隠れられます。

カブトムシはマットの上を歩くのが苦手(すぐにひっくり返ってしまう!)なので、落ち葉はかなり有効です。

マットは、どんなマットでも飼育できます。

針葉樹マット
ダニやコバエが繁殖しにくい。値段も安価。
幼虫は飼育できない。
未発酵マット(広葉樹粉砕マット)
値段も安く、成虫用として購入できる。
繁殖、幼虫には不向き。
発酵マット
一次発酵・二次発酵・完熟マット。
成虫の観賞用ならどれでもOK。
幼虫飼育も視野に入れるなら二次発酵マットか完熟マットがおすすめ。

カブトムシの成虫の飼育の仕方はこちらで紹介しています。

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カブトムシの成虫たち

成虫に産卵させたい!

カブトムシのメスの顔

産卵させたいのであれば、深めのマットが必要です。
ケースもそれなりに大きめのものがいいでしょう。

マットの深さは、

10~15cm以上は必要。

下層3~4cmは固めに詰めましょう。
上層はカブトムシのメスが潜って卵を産み付けるので固めずに敷きます。

オスとメスをいっしょに飼育してもいいのですが、交尾が終わるとオスはメスに対して乱暴になることがあります。

なので、できれば産卵のケースにはメスだけを入れたほうが安全かもしれません。
事前に3日~7日ほど同居させておけば、ほぼ交尾は完了しています。

で!

大事なのは、上の空間スペース。

マットを深くしたのはいいものの、空間の高さが3cmしかない!

な~んてことがないように!

上部の空間は少なくとも5cm以上は確保しておきたいですね。
登り木・転倒防止材・昆虫ゼリーを置くスペースとカブトムシが活動するスペースです。

ということは、飼育ケースの高さは、

15cmマットを入れる。

5cm空間をとる。

20cm以上は必要!

ってことですね。

各社が出しているプラケースの(大)がだいたい当てはまりそうです。

もちろんそれより大きなものなら大丈夫。
小さいものだとマットを深くできないので、産卵する確率は下がるような気がします。

ただ、カブトムシは繁殖力が強いので、マットが少なくても産むときは産むんですけどね。

カブトムシの繁殖のやり方はこちらの記事で詳しく解説しています。

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カブトムシ成虫

幼虫 卵~9月ごろ

カブトムシ初令幼虫

さてさて、今度は幼虫の飼育マットの深さについて考えていきます。

卵から孵って2~3ヶ月(だいたい9月ごろまで)は、まだ小さい状態です。

この頃はどんどん大きくなる時期なので、マットをたくさん食べます。
ただし、まだそれほど大きくないので深さは10cm以上あればいいでしょう。

密度も飼育ケース小で、5~6頭は飼育できるはず。

気温によってマットを消費する量も変わってくるので、ケースの8割ぐらいは入れておきましょう。

こまめに霧吹きなどで加水しながら様子をみて、フンが表面にたくさん浮いてきたら交換します。

交換する頻度は飼育密度にもよるのでなんともいえません。
フンの量が増えてきたり、ダニや線虫、コバエがたくさん発生したりしたら交換しましょう。

幼虫の初期段階では、できれば細かい粒子のマットを使うと成長が早くなります。栄養が摂りやすいためです。

枯れ葉の繊維や木くずの粒が目立つようなら一度「ふるい」にかけることで、サラサラのマットになりますよ。

カブトムが卵を産んだあとの飼育方法を紹介しています。

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カブトムシの孵化

幼虫 10月~翌3月ごろ

カブトムシの幼虫。秋以降のマット

カブトムシの幼虫は冬までの間に一気に大きくなります。
エサもかなり食べる時期なので、飼育密度にも注意しておきましょう。

この時期も深さというよりもマットの量や飼育密度が大切です。

深さは10cm以上あれば大丈夫。

真冬のマット交換は幼虫にも負担をかけてしまうので、あまりおすすめできません。

本格的に寒くなる11月ごろに一度交換しておけると安心です。

カブトムシのマット交換についてはこちらの記事で!

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幼虫 3月以降~羽化

カブトムシ幼虫時代

カブトムシの幼虫は冬期の間あまりエサを食べません。
ですが、気温が上がり始めると急激にエサ(マット)を消費し始めます。

さらに、早いと4月終わり頃には蛹になり始めることもあります。
なので、冬が明けるころには蛹室を作れるマットの深さにしておく必要があるのです。

深さ 15cm~20cm以上

カブトムシは蛹室(蛹になる空間)を縦(垂直)方向に長く作ります。

カブトムシの成虫は大きいオスで10cm近くなりますから、蛹室はそのひと周り大きいぐらい。
12~13cmぐらいの蛹室を作ります。

マットの深さが15cm以上必要なのはこのためです。

幼虫は蛹室をつくるときに自分で壁を固めますが、適度な湿度やマットの硬さがないと蛹室が崩れてきてしまい、羽化不全(うまく羽化できない)を起こしてしまう恐れがあります。

この時期のマットは少しだけ押し固めるように入れてあげるのが羽化不全のリスクを減らすコツです。
加湿も忘れないようにしましょう。

こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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この時期はマットの「深さ」が大事で、「面積」に関してはそれほど神経質にならなくてもいいようです。

なかには、2Lのペットボトルで羽化させるひともいるぐらいですよ。

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飼育ケースも使い分けよう。

マットを上まで詰めた幼虫飼育セット

カブトムシの飼育に関して「マットの深さ」が重要なのが分かったところで、飼育ケースの大きさについても考えておきましょう。

カブトムシの成虫

ただ飼育するだけなら、ケースの高さはそれほど気にしなくてもいいかもしれません。

ただし、木につかまって過ごすのがカブトムシの習性なので、本来の姿で飼育したいならある程度の高さが必要になってきます。

マットを5cm敷くとして、上部の空間の高さは15cmは欲しいところ。

高さ20cm以上の飼育ケースが適していますね。

産卵させるときには上部の空間は10cmぐらいしかとれませんが、飼育ケース大ぐらいが適当です。

カブトムシ飼育に最適な飼育ケースはこちらが使いやすいです。

カブトムシの成虫の飼育環境についてはこちらの記事も参考にお読みくださいね。
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カブトムシ幼虫

幼虫に関しては、成虫で使用したケースがあるなら、それでかまいません。

が、

ケースが大きい場合だと、そのぶんマットの量も必要になります。
幼虫が小さいうちは、深さのあるボトルなどで飼育する方法もあります。
幼虫は容器もかじるので耐久性のあるものを利用しましょう。

幼虫が小さいうちはボトルで育てられる。

※容積の小さなボトルで飼育する場合は、頻繁なマット交換が必要です。

幼虫が大きくなるにしたがって、マットの深さも量も必要になります。
成虫に使用した飼育ケースに戻したり、深い容器に帰るなどしましょう。

カブトムシの幼虫をボトルで飼育するときはこのようなビンが便利です。

マットも使い分けると経済的。

カブトムシを数匹飼うぶんにはあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、わが家のように毎年大量に孵化してくるとマットにかかるコストも深刻になってきます(笑)

カブトムシマットの「水やり」。詳しくはこちらの記事をごらんください。

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カブトムシ成虫の飼育マット

鑑賞目的なら針葉樹の粉砕マットが便利。安い!
そして、最大のメリットはダニやコバエ、線虫が発生しづらいです。
これは針葉樹に含まれる「フィトンチッド」という物質のおかげなんです。(カブトムシの成虫にはほとんど害はないとされています。)

フィトンチッドについての記事はこちらです!

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広葉樹の粉砕マットも安いので便利です。

産卵させたいときは、上記のマットよりも少し値段は上がりますが、広葉樹の発酵マットを使います。

幼虫飼育のマット

幼虫には針葉樹のマットは使えません。
さらに粉砕マット(未発酵マット)は木を細かくしただけのものなので、幼虫がそのまま消化しにくいです。

二次発酵マットか完熟マットを使います。(一次発酵マットに比べて色が濃い。)

おすすめはマルカンのバイオ育成マットです。
値段も高くなく、それでいて大きく育ちます。(気がするだけかもしれませんが。)

カブトムシの飼育マットの種類や選び方はこちらで紹介しています。合わせてご覧ください。

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最後に。

カブトムシの飼育セット

カブトムシの成虫を飼育をするときにマットを使わない人もいます。キッチンペーパーや新聞紙、ハクスチップを利用していました。

ただ、カブトムシはクワガタと違って、かなりのゼリーを食べて、そのぶん多くの排泄をします。そしてゼリーをひっくり返します。

私も新聞紙で挑戦してみたのですが、一晩でぐちゃぐちゃ、ベトベト。

マットで飼育すると1~2週間はもちます。
私にはマットで飼育するほうが合っているみたいです。

幼虫に関してはマットが最重要といってもいいでしょう。
とはいっても、基本入れておくだけですからそれほど難しくはないですよね。

カブトムシの飼育を楽しんでみてくださいね。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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