【カブトムシ幼虫】大きく育てるには?飼育管理のコツ!

こんにちは。ケンスケです。

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最近、読者の方から

「カブトムシの記事ばっかりじゃん!」

って怒られました。

というわけで、今回もカブトムシの記事いってみましょう!

だって、カブトムシの記事が最近人気なんです。
やっぱ、いくでしょ。

【カブトムシ幼虫】大きく育てるには?飼育管理のコツ!

カブトムシは成虫になってしまうと、それ以上大きくなることはできません。
蛹になる前の幼虫の大きさによって、成虫の大きさが決まるんですね。

ということは、

幼虫を大きく育てること

これが、大きなカブトムシを手に入れる方法なのです。

カブトムシが大きくなる要因はなにか?

①遺伝
②飼育温度
③飼育密度
④マット

カブトムシが大きく成長する因子は、先天的な要因(①遺伝)と後天的な要因(②飼育温度③飼育密度④マットの質)の二つが考えられますね。

どちらも重要な要因に見えます。
まぁ、大きさにこだわらず、

「元気に育ってくれればいい」

っていう考え方の人もいますよね。

幼虫が「大きく育つ」ってことは、「健康に元気に育つ」ってことでもありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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それでは、それぞれの要因を個別にみていきましょう!

大型化する遺伝子?

オオクワガタやヘラクレスオオカブトなど高値で取引される昆虫たちは、遺伝の影響が強いことが知られていますね。

実際に日本の国産カブトムシもしっかり血統管理されて大きくなる遺伝子はあるようです。

ですが、

後述する環境要素における影響の方が強いので、遺伝による影響は隠されてしまうことが多いのです。

もちろん、カブトムシの生存する地域によって大きさが違うことがあるので、遺伝要素は存在することが分かります。

例えば、

本州に住むカブトムシと離島に住むカブトムシを全く同じ環境で育ててみると、本州のカブトムシの方が大きくなることが多いです。

たいていの場合、離島の方が雑木林の規模は小さいですよね。
島のカブトムシは資源が少ない環境に適応して、身体を小さく進化させることで生き残ってきたためだと考えられています。

離島では、小さくなることが生き残るための秘訣だったのかもしれませんね。

島嶼化
カブトムシの事例とは違いますが、離島環境では大陸の近い種よりも大きい動物は小型化、小さい動物は大型化することが多くなっています。
大型動物:離島環境では、エサ資源、天敵や同種との争いが少ないため、生存コストを下げるために小さくなる。(例 ゾウ)
小型動物:肉食動物に捕食される確率が減るために大型化しやすい。

遺伝による要因は、環境(温度や密度、マットの質)に隠れてしまいがちですが、特別大きな成虫を育てたい方は、大きなペアを選んで交配させてみましょう!

カブトムシの幼虫が大きくなる温度。

飼育温度はカブトムシの成長にどんな影響を及ぼしているのでしょうか。

夏~秋の温度管理

普通カブトムシの幼虫は、8月中旬ごろから孵化して気温の低くなる12月ごろまでに最大の大きさになります。

ということは、

寒くなる冬までの間にいかに大きくするか

が問題になってくるのです。

気温が上がる春から梅雨時期までの間はどうしているかというと、

この時期にもエサをたくさん食べます

ですが、この時期には、

冬の間に減少した体重を取り戻す!
蛹になるための栄養を蓄える!

ことが主で、実はあまり大きくはなりません。

では、幼虫を大きく育てるための温度はどれくらいがいいかというと

ずばり!

気温20℃~25℃

これぐらいの温度が卵から孵化するのも早くなるし、マットをモリモリ食べて成長します。

気温が10℃台だと活性が下がってエサを食べる量も減るし、30℃近くなると今度は幼虫の健康が心配です。

なので、8月中旬ごろから12月半ばごろまでに、うまく飼育温度を20℃台前半にすることができれば幼虫も大きく成長します。

私が思うには、リビングがいちばん最適かと思うのですが、家族の理解も必要です。(コバエも発生しますしね)
なかなか理解が得られない方は家の中で、いい場所を探してみてくださいね(笑)

冬季の温度管理

気温が大きく下がる冬場も多少の温度管理をしておくと大きく育てることができます。

ずばり!

気温15℃~18℃

カブトムシの幼虫は13℃ぐらいを下回ってくると、エサをあまり食べなくなります。冬の時期には、他の冬眠する動物と違ってカブトムシは仮死状態になりません。

食べないで生命状態を維持するということは、蓄えた栄養を使うということ。
体重が減少してしまいます。

15℃以上を保っておくとその間はエサも食べるので体重の減少を抑えることができるわけです。

じゃあ、もっと温度をあげればいいんじゃないかと思うかもしれませんよね。

温度が20℃以上だと、マットをよく食べるのですが、早くに蛹になってしまったり、気温の低い季節がないと蛹になれなかったりします。

カブトムシは蛹になるともう大きくなることはできません。
大きくするためにはできるだけ長い期間幼虫でエサを食べてほしいわけです。

なので、冬の間も20℃を超えることがないようにしておきたいですね。

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春の温度管理

冬を乗り切った幼虫たちは、春にまたマットをたくさん食べて最後の追い上げをします。

ここでも、あまり早く温度を上げすぎないことが、大きく成長させるコツです。

というのは、冬を体験した後に気温が上がってくると、蛹になる準備を始めてしまうからです。

なるべく蛹になるまでの時間を先延ばしにすることで、もう一段階幼虫に成長してもらう作戦です。

そこで、家の中を探してみてください。

あまり温度が高くならない場所。

できれば静かで暗いところがいいですね。

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5月のゴールデンウィークを過ぎるころには、蛹室を作り始めるので、そのころには静かで、振動を与えない暗い場所に移してくださいね。

あとは、大きな成虫として出てきてくれることを祈りましょう。

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カブトムシを大きくするための飼育密度。

カブトムシの足

単独飼育 or  多頭飼育 どっち?

カブトムシは基本的に共喰いはしないため、多頭飼育してもほとんど問題はおこりません。

ただ、大きく育てるためにはできるだけ、単独で飼育することをおすすめします。

やっぱり、ひとつのケースにたくさんいるとそれだけマットの減りも早くなるので、マットの劣化、エサ切れが起きやすくなるためです。

さらに、黒点病やブヨブヨ病といった病気も伝染する恐れがありますからね。

とはいっても、手間もスペースもそれだけ必要になってしまうし、「多すぎて無理」って方もいるでしょう。

そんな時は多頭飼育でも充分大きくなる可能性はあるので、大丈夫ですよ!

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飼育ケースの大きさ

「大きくするためには大きな容器で飼育する!」

と、思いますよね。私もそう考えていました。

確かにそれもあるんですが、実はそうでもないんです。

成長度に応じた容器で飼うことによって、幼虫に負担をかけないこともコツです。

大きな容器はマットも劣化しにくく、エサも豊富なので大きくなるには優利にみえます。

が、

幼虫は自分の居心地がいいところを見つけようと、容器内を移動します。
飼育ケースの幼虫を観察していると、少し目を離していると違う場所にいたってことありませんか?

活発な季節には一日のうちでもかなり移動しているんです。
移動にはエネルギーを使います。
ということは、容器が大きすぎるとその分エネルギーをロスしてしまうことになるんです。

なので、

現実的には、

①幼虫を大きめのケースで10月ごろまで複数飼育する。
②幼虫の大きさにバラつきが出てきたら、素質のある大きい幼虫を小さいプラケースに3~4頭移す。
③12月に入ったら、その中で大きくなりそうな幼虫をプラケースで単独にする。

っていうのはいかがでしょう?

12月ごろには幼虫もかなりの大きさになっているはずなので、ケースをもう一段階大きなものにしてあげるのがいいかもしれませんね。

幼虫を大きく育てるには、最低でも1頭に対してマット2L~3Lぐらいは用意してあげたいですね。

また、何度もいいますが、大きくなるのは幼虫の間だけ。
多頭飼育していると、1頭が蛹になると同じ容器の幼虫も蛹になってしまう傾向があるようです。

成虫になる時期を合わせて、繁殖するためでしょうね。
でも、そうなるとまだ大きくなる余地のあった幼虫まで成長が止まってしまう可能性があります。

大型化を狙うときに単独飼育をおすすめするのはこれも理由のひとつです。

大きく育てるためのマット選び

幼虫を大きく育てるには、マット選びも重要です。
カブトムシは2次発酵マットといって、発酵の進んだ色が濃いものを好みます。

1次発酵マットでも育たないことはないのですが、成長も遅く、あまり大型化しないうちに春が来てしまうことが多いです。

なぜ、発酵が進んだマットが必要なのかというと、

タンパク質!

幼虫が成長するためにはタンパク質が必要なんですね。
ヒトも水分を除けばタンパク質が多くを占めています。

オガクズが発酵するときに、微生物たちが空気中の窒素を取り込みます。で、幼虫たちがそれを体に取り入れてタンパク質に組み替えて成長するわけです。

発酵があまり進んでいないと、この過程がうまくいきません。
ということで、

二次発酵マットまたは完熟マット(高発酵マット)を選びましょう。

専門店やインターネットのお店ではカブトムシ用のマットも種類が豊富です。

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幼虫が成長しやすいように、添加物が入っていたり、質の良いオガクズを発酵させたものだったり。

ですが、

実は私、あまり高価なものを購入したことがありません。
ちょっと数が多いので、通常の飼育だけで手間が大変なんです・・・。

本当はここで、大きく育てるならコレ!!!

って、紹介したいところですが、まだ検証できていないんです。

なので、私がいつも使っているのが、


 このマットは、ニオイも少ないですし、線虫も発生したことがありません。(これ大事!)

そして、何より充分大きく育つポテンシャルを持っています。
値段が安いのがいちばんありがたいのです。

そして、今度試してみたいのが、

このフォーテックのカブト一番は、大きくなると評判です。
ただ、「ニオイ」がきついとの口コミが多いですね。
値段もそこそこなので、購入してみる価値があるかもしれません。

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今度いろいろと検証してみたいと思います。

朽ち木を入れる?!

カブトムシを飼育している容器にマットと「朽ち木」を入れる方法もあります。

ここで使われる朽ち木は、キノコの菌床として使われる材が利用されるます。
キノコの菌が、発酵を助けて成長にいい影響を与えると考えられています。


 以前、私もホームセンターで見かけて、入れておいてことがあるのですが、結果は、

食べる!

このフジコン製のバイオ朽ち木はレビューも上々。

効果も期待できるかもしれませんね。

さらに、クワガタの産卵に使う朽ち木もカブトムシは食べます。

4~5時間水に沈めて加水後、3時間ぐらい陰干しして、マットに埋め込みます。

そうすると、

ボリボリボリボリ。

夜中になると聞こえてきます。かじっているんですね。

ただ、カビが・・・。

気にならない方は入れてみるのもいいですね。

メスのサイズが大型成虫へのカギ!

▶一方で、母親の体サイズが大きいほど子の成虫時の体サイズが大きいことがわかった。母親間での卵サイズのばらつきは極めて大きいため、小さい母親由来の小さい卵は、スタート時の不利を補いきることできないのかもしれない。
小島渉著「不思議だらけのカブトムシ図鑑」135ページ参照

 成虫メスのサイズは後天的なもの(エサや飼育温度など)で変動しますよね。
でも、その形質が「卵の大きさ」として引き継がれるわけです。

そうすると、生まれてきた幼虫も「大きく育ちやすい」ってことですね。

なるほど!

大きなオスを産卵に使うことはもちろん、

メスの大きさも重要

ってことですね。

さらに、成虫になって若いメスの方が大きな卵を産む傾向があります。
なので、

「エサを食べ始めたら、大きなメスに早めに産卵させる」

ことが、大きな成虫を作り出すコツなんですね。

最後に。

いかがでしたか?
奥が深いですね。
私もまだまだです。

せっかく、たくさんのカブトムシを飼育しているのだから大きな成虫を目指してみるのもおもしろいかもしれませんね。

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