こんにちは。
ケンスケです!
昨年、繁殖に成功したヒラタクワガタ。
無事に羽化しました!
ということで、
今回は産卵セットを組んでから、羽化するまでの記録を残しておこうと思います。
『【本土ヒラタクワガタ】初めての繁殖と羽化までの道のり。』
本土ヒラタクワガタ♀の特徴はこちらの記事を御覧ください。
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〇産卵セットを組んだのは7月。
主な国産クワガタのうち、ノコギリクワガタ、オオクワガタ、コクワガタはこれまでに産卵させた経験はありました。
でも、昨年までヒラタクワガタの繁殖に挑戦できていませんでした。
それまでは、
「採集したヒラタクワガタを繁殖させたい!」
と思っていたのです。
やっぱり自分で採集したクワガタを繁殖させるのが目標だったんですね。
でも、
私が住んでいるのは、関東地方。
今まで採集できたのは1度だけ。
(関東地方はヒラタクワガタが少なくて、採集が難しいです。)
その採集した個体もきっと年越しの個体だったのでしょう。
産卵にいたる前に☆彡になってしまいました。
そこで昨年(2019年)、貯まったポイントで愛媛県今治産のヒラタクワガタペアを購入。
慎重にペアリングをして、産卵セットを組みました。
このときの記事はこちらです。
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〇割り出しは8月後半。
7月に産卵セットを組んで、2か月ちかく。8月後半ごろ。
本当は1か月ほどでメスを取り出したかったのですが、ほぼマットに潜りっぱなし。
結局割り出しまで、メスを取り出せず、メスの行方も心配でした。
ただ、ケースの下の方に幼虫の姿が見えてたので、卵から孵っているのを確認!
しかも、けっこう大きい。
急いで割り出し(ケースを開けて幼虫を取り出す)ました。
結果は、
3頭。
メスも無事です。
本当はもっと産んでいたのかもしれませんが、謎の虫(※)の混入もあり、割り出し時期も遅かったせいか数が少ない結果になりました。
「キマワリ」か「コメツキムシ」の幼虫がマットに埋め込んだ産卵材の中に紛れていたようです。幼虫を捕食することもあります。
良質の産卵材を使うか、加水をしっかりすることで、雑虫の混入を防ぐことができます。
2週間ほど小さなカップに産卵セットに使ったマットを詰めて様子をみて、オオヒラタケの菌糸ビンに投入。
幼虫たちも元気に潜っていきました。
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〇菌糸ビンの交換は3月初め。
本来は3か月ほどで、菌糸ビンの交換をするべきですが、わが家は常温飼育。
冬の期間、菌糸ビンの劣化もあまりみられず、食い進んだ様子も見られなかったので交換を見合わせていました。
3月になり気温の上昇とともに、菌糸ビンからキノコが生え始めました。
〇気温15~20℃。
〇温度変化が大きい。
〇衝撃。
があると生えやすい!
食痕もだんだんと増えてきている様子。
菌糸ビンの交換時期ですね。
冬季を挟んでいたので幼虫も心配でしたが、無事に少しだけ大きくなって生存していました。
菌糸ビン交換の記事も書いていました!
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〇交換しようと思ったら蛹室?
3月に菌糸ビンを交換すると、気温も徐々に上がり始め、食痕も大きくなってきました。
「これは、菌糸ビン3本目突入か?」
と思いましたが、
なんと、菌糸ビンの底に蛹室らしき空間を作っているではありませんか!
わが家では、ノコギリクワガタも羽化するまでに2年近くかかっていたので、ヒラタクワガタもそれぐらいかかると思っていました。
菌糸ビンの交換を見送って、蛹室と思われる空間の様子をみることに・・・。
どうやら、他の二つも蛹室を作っている様子。
〇4月後半には蛹化してきた!
ひとつは完全に菌糸ビンの底に蛹室を作っています。
こうなると水分が蛹室に溜まってしまうことがあるので危険です。
こうなったら掘り出して、「人工蛹室」を作った方がいいかなぁ。
悩みながらも、菌糸ビンをひっくり返しておきました。
多少、傾きがあった方がいいので、頭側を高くします。
(安定感がなくなるので、倒れないように注意が必要。)
もうひとつの菌糸ビンは、観察もしやすく、底面でもない絶好の場所で蛹になってくれました!
最後の菌糸ビンは残念ながら、中央付近で蛹になっている様子。
頭側だけがちょっとだけ見えます。
ここからが緊張ですね。
なかなかにデリケートな時期です。
クワガタに人工蛹室が必要なとき!
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〇5月後半には羽化。
蛹化から約1か月。
朝起きて、様子をみると羽化していました。
羽化後もまだまだデリケートな時期なので、触らずにそっとしておきます。
〇6月半ば。地上への坑道が見えた!
菌糸ビンの中身って基本的にけっこう硬いですよね。
飼育方法を本で調べていると、
「成虫が自力で出てくるまで待ちましょう!」
って書いてあるのをみかけませんか?
「あの硬い菌糸ビンのマットの中から出てこられるのかなぁ」
と思っていたところ・・・
ちゃ~んと地上に向かって坑道を掘り進んでいます。
まぁ、硬い木の中で越冬するぐらいだから、考えてみれば当たり前ですね。
〇緊張の掘り出し
6月も半ば。羽化してから3週間近く過ぎたころ。
全部の菌糸ビンを掘り出しました。
分かってはいたのですが、
3頭ともかわいいかわいい女の子。
羽化したばかりのメスはとてもキレイです!
ピッカピカで、めちゃくちゃ美人ですね。
今シーズンは、産卵させずに大事に育てて、越冬させて来シーズンまた産卵させたいと思います。
オスは、今治産のヒラタクワガタを購入するか、この子たちの父親を使うか悩んでいます。
(現在は京都産の本土ヒラタクワガタを飼育しているのですが、できれば産地にもこだわりたいので)
〇最後に。
昨年、産卵してくれた今治産のヒラタクワガタは、まだ今年も健在です。
さらに、他で購入した京都産の本土ヒラタクワガタで産卵セットを組んでいます。
すでに、卵もケースの底に見えるので、採れた幼虫の数によっては、もう一度繁殖に挑戦してみたいと思います。
今回の本土ヒラタクワガタは、
菌糸ビン・常温飼育で約10か月で羽化。
全部メスだったので、羽化までの期間が短かった可能性があります。(オスの方が羽化までの期間が長い。)
また、孵化(卵から孵る)する時期によっても、羽化までの期間が変わるので、いろいろと試して経験値をあげたいと思います。
今回使用した菌糸ビンはこちらです!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。