初心者におすすめのカブトムシ・クワガタ国産種を紹介(独断です!)

こんにちは。ケンスケです。

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自宅でできる趣味として「カブ・クワ飼育」は、最近になってまた人気が出てきましたね。

きれいに飼育していればニオイも少ないし、大きな音もでない。
ほとんどの集合住宅でも飼育可能です。

現代では国産・外国産問わず多くの種類のカブトムシ・クワガタが市場に出回っています。

自然の多い地域では、野外で採ることも可能ですね。

よく聞かれるのが「初めて飼うのにどの種類がいいの?」って質問。

私は「日本に生息している種類!」って答えています。

○気候が合っている。(常温飼育が可能)
○流通量が多い。(価格が安定)
○幼虫から飼育しても1年以内に羽化。
○飼育方法を入手しやすい。
○飼育下でも繁殖しやすい。

こんな理由から国産の一般種をおすすめしています。

初めて飼育するのにおすすめの種

初心者におすすめのカブトムシ・クワガタ国産種を紹介(独断です!)

「飼育が容易」ってどういうこと?

オオクワガタのメス

初めてカブトムシやクワガタを飼育する人にとっては、「飼育が容易」ということが大事ですよね。

・生息環境の幅が広い。(常温飼育が可能)
・生体が入手しやすい。
・世話の手間が少なくてすむ。
・繁殖させやすい。
・羽化させやすい。(1年以内に羽化する)

おおむねこのような種が「飼育が容易な種」といえます。

ほとんど当てはまるじゃん!

と思いますよね。

ただ、外国産の種だとどうしても冬場の加温が必要だったり、繁殖させるのに特殊な材が必要になったりするんです。

なので、この記事では本土産の一般種(ショプで入手しやすい種類)に絞って紹介していきます。

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国産カブトムシ

野生のカブトムシ

なんといってもいちばん飼育しやすいのは、カブトムシ。

みなさんが「カブトムシ」と読んでいるのは、「ヤマトカブトムシ」です。

入手方法も簡単で、7月になるとホームセンターや道の駅で売っていますね。
雑木林の近くに行けば採集できることもあります。

飼育も容易で、寿命サイクルもちょうど1年ぐらいです。

幼虫飼育でも、発酵マットの流通量が多くて、どのマットでも羽化させることができます。

オスとメスさえいれば、産卵させることも可能で、むしろ産卵数を調整するのが大変になるほどです。

カッコよさでも体格面でも外国産にひけをとらない魅力的です。

カブ・クワ飼育の入門種の王道といってもいいですね。

難点は大食漢で、毎日セリー交換が必要なのと暴れん坊なので飼育マットを汚しやすいところです。

カブトムシが好きならそんなところもかわいいのですが。

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オオクワガタ

アゴが立派なオオクワガタ

オオクワガタは、野外で入手するのは困難ですが、市場での流通量は多く、価格も安定しています。

オオクワガタも非常に丈夫な種類で、魅力は「長生き」すること。
成虫になってから越冬しながら、3年ぐらいは生きます。

(似ている外国産のオオクワガタで「ホペイオオクワガタ」「タイワンオオクワガタ」がいます。日本のオオクワガタとは亜種の関係にあって、飼育方法もほぼ同じようにできますよ!身体やアゴが太めでこちらもかっこいい。)

卵が孵化してから羽化までは8ヶ月~12ヶ月近くかかりますが、幼虫飼育も菌糸ビンを使えばそれほど手間もかかりません。

多くの人がオオクワガタの魅力に取りつかれていきます。
オスの大きさは5cm~8cmと他のクワガタよりも立派な体格になるのも魅力のひとつですね。

おとなしいクワガタなのでペアリング(交尾)もしやすく、繁殖させやすい種です。

飼育方法も簡単で、手間もあまりかからないのでクワガタ好きなら一度は飼育しておきたい種です。

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ノコギリクワガタ

羽化したばかりのノコギリクワガタ

こちらも東日本では採集しやすいクワガタです。
6月ごろになるとショップで成虫ペア1000~1500円ぐらい。

オオクワガタと違って、スマートなフォルムがおしゃれです。
大アゴの形も大歯型は「水牛」のように湾曲して迫力が増します。

(中歯型は大アゴがまっすぐ、小歯型が大アゴが小さいです。)

夏場の高温に少し弱い面はありますが、常温飼育が可能です。
(30℃を長時間超えないように注意しましょう。)

繁殖力も強く、他のクワガタよりも産卵数は多いです。
羽化までの道のりも早いので、次の年には子孫を羽化させることも可能。

ただし、成虫として活動し始めると冬を越せずに寿命を迎えてしまいます。

離島産の亜種もほぼ同じように飼育できるので、色合いの違うノコギリクワガタをコレクションするのもおもしろいですよ。
(必ず別々に飼いましょう。交配をさけるため!)

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ノコギリクワガタのペア

幼虫から飼育すると愛着が湧いてきます。

 ヒラタクワガタ

ヒラタクワガタのいかつい顔

西日本に比較的多いクワガタですね。
気性の荒いクワガタで有名です。

オオクワガタと同じように越冬できるので、成虫の寿命も長く2~3年ほど生きます。

私は東京に住んでいるので、なかなか採集できなかった憧れのクワガタでした。

大きさはオスで5~6cmほど。
飼育する時は指や手を挟まれないように注意しましょう。

繁殖もさせやすいのですが、オスがメスを攻撃してしまう可能性があるのでペアリングのときは要注意です。

媚びない気性がヒラタクワガタの魅力でもあるんですけどね。

つや消しの黒い体色と攻撃的な大アゴの形がすごくかっこいいクワガタです。


コクワガタ

たくさん羽化したコクワガタ

野外でもショップでも入手しやすく、値段もかなり安く売られています。

飛翔性も強いので、街灯やコンビニの灯りにもよく飛んできます
コクワガタは希少性があまりないので、軽視されがちです。

が、大型のものは大アゴと身体のバランスがカッコいいので私は好きです。

コクワガタの身体的特徴はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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野外のコクワガタ

オス・メスを入れた飼育ケースに朽ち木を埋めておくと簡単に産卵してくれるのも魅力ですね。


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少し難しい国産種は?

アカアシクワガタの腹側

本土産(本州にすむクワガタ)でも、飼育が少し難しい種もいます。

手間や飼育法は他のクワガタと一緒なのですが、問題は温度。

高地に生息するクワガタは、緯度は同じでも元気にしていられる温度は低め。

高地で寒冷な場所で飼育できる人はいいのですが、多くの人が低地に住んでいますよね。

最近の日本の夏は35℃を超えることもしばしば。
エアコンなどでの温度管理も必要になってきます。

なので、以下のクワガタは「少し難しい種」としました。

ミヤマクワガタ

ミヤマクワガタ

ミヤマクワガタの棲んでいるところは「深い山」。
深山とかいて「ミヤマ」と読みます。

なので、飼育温度は高くても25℃ぐらい
30℃を超える気温が長時間続くとすぐに弱ります。

「虚弱」なんていわれますが、適温では非常に丈夫です。
一度、私も産卵までいったことがあったのですが、やっぱり温度管理がうまくいかずに孵化しませんでした。

ヨロイを着たようなゴツゴツしていながらスリム。大アゴの形もカッコいいクワガタです。

私はキャンプにもよく行くのですが、けっこう採集できます。
また挑戦してみたいクワガタです。

アカアシクワガタ

アカアシクワガタ

こちらも高地に生息する少し小型のクワガタです。
以前、青森県のキャンプ場で外灯採集しました。

ミヤマクワガタと同じく温度管理さえできれば、飼育は容易です。
私の住む地域では珍しいクワガタなので、また採集できたら繁殖に挑戦してみたいと思います。

ヒメオオクワガタ

ヒメオオクワガタ

高地のブナ林に生息しています。
採集するのはなかなか難しく、市場にも少ない量しか出回りません。

やっぱり温度管理が重要で、気温(室温)を26℃くらいまでに抑えたいところ。

成虫は温度に気をつければ他のクワガタと同じように飼育できます。
が、繁殖に関しては、産卵材や湿度、温度の条件がまだしっかりと確立できているとはいいづらい状況です。

ベテランの方々が試行錯誤して飼育していますね。

我が家にも昨年採集されたペアがいるので、繁殖に挑戦してみたいと思います。

姿はオオクワガタに似ていますが、脚が長く少し小さめです。
いつか繁殖とともに採集してみたいクワガタでもあります。

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最後に。

オオクワガタのメス

今回の記事は「初めて飼育するなら」っていう視点で執筆してみました。

ただ、今回紹介した種はあくまで「一般に」簡単といわれているカブトムシ・クワガタを独断で紹介してみました。

もしあなたが「これを飼いたい!」と思う種がいるとしたら、それに挑戦してみるのがいいと思います。

現代は多くの飼育情報をベテランの方々が公開してくださっています。
それらを参考にして、自分なりの飼育方法を見つけるのも昆虫飼育の醍醐味です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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