コクワガタのメスの特徴は?似ているクワガタとの違いはどこにある?

こんにちは。ケンスケです。

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コクワガタは日本全国いろいろな場所に生息していて採集しやすいクワガタですね。

性格も他のクワガタに比べて温和だといわれています。

「飛翔性」(ひしょうせい)は、飛んで移動することをいいますが、コクワガタは夜間に飛んできて外灯などで捕まることも多いですよね。

そこで問題となるのが、「見分け方」

オスはなんとか見分けがつきやすいのですが、

メスは全部いっしょに見える!

ていう人も多いかと思います。

そこで、今回はコクワガタのメスの特徴と似ているクワガタとの違いを見ていきましょう。

コクワガタのメス 正面画像

コクワガタのメスの特徴は?似ているクワガタとの違いはどこにある?

コクワガタのメスの特徴を覚えよう。

上から見たコクワガタのメス

大きさは2~4cm
他の多くのクワガタよりも小さいことが多いです。

でも、クワガタって遺伝や生育環境によっても大きさにずいぶん幅があるのです。

色はたまに赤っぽい色が強いものがいますが、だいたいが「黒」

①胸部の中央付近にツヤがある。
②上翅(外側の羽)はツヤ消しで細かい点刻。
③頭部と胸部、胸部と腹部のくびれが強め。
④胸部が台形のようになっている
⑤前足の脛節(けいせつ:ツメのひとつ体側。前腕部分)がまっすぐ気味。脛節のトゲが小さい。

注目する身体の特徴を覚えておくと他のクワガタのメスとの鑑別ができるようになります。

実際には、個体によって分かりにくい特徴もあるので、ひとつだけではなくいくつかの特徴に当てはめてみるのがいいでしょう。

上の画像をみながらひとつずつ確認してみてくださいね。

①胸部の中央付近にツヤがある。

昆虫は3つの体節からなる節足動物です。
体節は頭部・胸部・腹部の3部位から成っています。

コクワガタのメスの胸部を上から見てみると、両サイドが「ツヤ消し」に成っているのに対して中央部分にツルツルした「ツヤあり」部分があります。

他の本土産(日本の本州)のクワガタのメスでは、この部分が全体的に「ツヤあり」だったり、全部が「ツヤ消し」だったりします。

ただし、この特徴は他のクワガタと比べてみないとわかりにくいかもしれませんね。

②上翅(外側の羽)はツヤ消しで細かい点刻。

クワガタって、上から見ると「腹部」に羽があるように見えますよね。
でも、昆虫の羽はみんな「胸部」から羽が生えているんです。

で、そのいちばん外側にある羽、「上翅」(じょうし)といいます。
コクワガタはこの部分はツヤ消し!

さらに縦に筋状に細かく点々があるようにみえます。
これも他のクワガタメスと見分けるポイントとなります。

しかしながら、この部分も本来「ツヤあり」のクワガタ(ヒラタクワガタなど)でも、羽化後時間が経た個体だと擦れて「ツヤ消し」になっていることもあるので注意が必要です。

③頭部と胸部、胸部と腹部のくびれが強め。

コクワガタの頭部と胸部、胸部と上翅の境目は他のクワガタよりも少し強めにあります。

「くびれ」が強いんです。

そのため全体的にスマートに見える印象ですね。
この部分は他のクワガタと見分けるときのポイントになります。

玄関前に飛んできたコクワガタのメス↑玄関前に飛んできたコクワガタのメス

④胸部が台形のようになっている。

コクワガタのメスの胸部は上から見ると「台形」のようになっています。

頭部と胸部、胸部と上翅のクビレが強いので台形にみえるんです。

ただし、これは他のクワガタと比べないと分かりにくいかもしれませんね。

⑤前足の脛節(けいせつ:ツメのひとつ体側。前腕部分)がまっすぐ気味。脛節のトゲが小さい。

3対ある足のうち、いちばん前にある前脚がもっともわかりやすいポイントです。

コクワガタのメスの場合は脛節(けいせつ)が直線的です。

さらに、この脛節にあるトゲは小さめの特徴があります。

コクワガタに似ているクワガタのメスは?

日本にはたくさんの種類のクワガタがいますね。
一般的によく見かける種で、コクワガタのメスと似ている種類の見分け方をみていきましょう。

自然に生息するクワガタは、オオクワガタを除いて大きさで見分けることが難しいです。
それぞれの特徴を覚えられるといいですね。

ヒラタクワガタ

 

ヒラタクワガタのメス↑本土ヒラタクワガタのメス

コクワガタに似ているいちばん見分けにくいのがヒラタクワガタ
慣れてくると簡単に見分けられるようになりますが、スレている個体などは見分けにくいです。

ヒラタクワガタのメスと比べるときは、前脚の脛節で見分けます。
コクワガタが真っすぐのに対して、ヒラタクワガタのメスは内側に少し湾曲しているように見えます。

さらに、コクワガタのメスは上翅に細かい筋状の点刻があるのに対して、ヒラタクワガタの場合は上翅はスベスベしていて(点刻がない)薄いスジが縦に入っています。

コクワガタとヒラタクワガタのメスの対比

コクワガタヒラタクワガタ
脛節直線的 トゲが小さい内側に湾曲 トゲが大きい
体型くびれ気味 スマート丸みを帯びている
胸部中央付近のみツヤあり全体的にツヤあり
上翅細かい点刻 ツヤなしスベスベ ツヤあり

アカアシクワガタ

アカアシクワガタのメス↑アカアシクワガタのメス

野外の暗いところでみるとコクワガタにそっくりなのがアカアシクワガタのメス。

でも、ひっくり返すと一目瞭然。

アカアシクワガタのメスの裏側

アカアシクワガタのメスは、腿節のつけ根と腹側の一部が「赤い」のです。

オオクワガタ

 

オオクワガタのメス↑オオクワガタのメス

大きさで見分けやすいのがオオクワガタのメスです。

他に見分けるポイントが、オオクワガタは、

オオクワガタのメス 特徴

全体的にツヤあり
上翅のスジ(点刻)がはっきりしている
脛節のトゲは大きめ。

ヒメオオクワガタ

ヒメオオクワガタのメスの特徴↑ヒメオオクワガタのメス

実は、ヒメオオクワガタもコクワガタと似ています。

比較的見分けやすいのが「胸部の形」。画像が悪く、見にくくて申し訳ありません。

コクワガタは頭側がせまい「台形」なのに対して、ヒメオオクワガタの胸部は上から見ると円を両サイド切り落としたような形になっています。

他の部分ではなかなか見分けがつきにくいので胸部で判断してみましょう。

コクワガタは飼育しやすい入門種。

コクワガタのメス 前面

コクワガタはうまくいけば、成虫のまま越冬も可能です。
寿命も成虫になってから1~2年と長生きしてくれます。
(ただし、野外で採集した個体はすでに越冬している場合もあります。)

で、もし野外でコクワガタを採集したなら、産卵セットを作ってみるのもいいかもしれません。

実は自然の中にいたコクワガタのメスはすでに交尾を済ませていることも多いのです。

ということは、オスが採集できていなくてももしかしたら子孫を残してくれるかもしれませんね。

繁殖したコクワガタの幼虫↑採集した個体から生まれたコクワガタの幼虫

採集で出会うお子さんの中には、「オスでないとイヤダ!」といっている方もいます。
でも、メスは産卵させるっていう楽しみもあるのです。

クワガタのメスを見分けるのはなかなか難しいものです。
たくさんのクワガタをみることでだんだんと慣れてきます。

わからなくても、写真などに残しておいて、他のクワガタと比べてみて見る目を養っていくのも楽しいですよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



↑コクワガタを採集したときは、最初から産卵材をマットに埋めて飼育しておくといつの間にか卵を生んでいることがありますよ。

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