こんにちは。ケンスケです。
カブトムシに「エサ台(エサ皿)は必要か?」という質問をよく受けます。
私は、あったほうがいいと考えています。
もちろん、なくても充分に飼育することは可能です。
ですが、あったほうが手間、コスト、カブトムシの健康において有利だと思うのです。
その理由は3つ。
②登り木にもなる!
③転倒したときに足場になる!
それでは、詳しくみていきましょう!
『カブトムシの飼育にエサ台(エサ皿)はあったほうがいい3つの理由。』
①カブトムシはエサをひっくり返す!
カブトムシは食いしん坊で、かつ暴れん坊。
昼間はあんまり動かないので、静かな生き物だと思いがちですよね。
でも、
夕方以降、暗くなると一転、ずいぶんと活動的に変身するのです。
エサもたくさん食べます。
複数で飼育していると闘いもします。
飛ぼうとします。
朝、飼育ケースをみてみるとレイアウトが
グチャグチャ
になっていることがほとんど。
せっかくあげたエサもひっくり返って、マットがくっついてしまい、ほとんど食べられていないこともあります。
一方、飼育ケースに敷いたマットは、こぼれた昆虫ゼリーで
ドロドロ
になっていることも。
マットが不潔になるとコバエやダニの大量発生につながります。
雑菌や真菌の増殖のもとにも。
それを防ぐには、昆虫ゼリーもマットも頻繁に交換しなくてなならないのです。
エサ台があれば、昆虫ゼリーをひっくり返さないわけではありませんが、ないよりはずっと確率は下がります。
エサ台を使用することで、昆虫ゼリーも全部食べてくれるようになるし、マットも汚れにくくなります。
結果、昆虫ゼリーとマット交換の手間とコストを減らすことができるのです。
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②カブトムシの登り木にもなる。
多くのエサ台は、登り木と兼用されています。
登り木に昆虫ゼリーがピッタリおさまる穴が空いているものです。
非常に便利ですね。
カブトムシは基本的に何かにつかまっている生き物。
飼育ケースのレイアウトが平面だと動ける範囲は底面のみ。
登り木やエサ皿で立体的にしてあげることで、ケース内でカブトムシが動ける範囲は広がります。
複数飼育している場合には、空間を利用することで多少でも逃げ場を確保できることになりますね。
もう一つ、カブトムシはマットの表面を移動するのが苦手なんです。
ポイントは「ツメ」。
ツメがひっかかっていないと転倒しやすい(ひっくり返りやすい)のです。
登り木を兼用してエサ台を入れることは、カブトムシの体力消費を抑えることもできるのです。
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③ひっくり返ったときの足場になる!
カブトムシを飼育していると、よくひっくり返ってもがいている姿をみかけますね。
ケースの側面を登ろうとして後ろに転倒したり、デコボコのマットを歩いていてひっくり返ったり。
近くのものに足が引っかかればなんとか自力で起き上がることができます。
足が引っかかるものがなければ、もがき続けることになります。
長時間そのままにしておくと、もがき続けて相当な体力を消耗してしまうのです。
飼育ケースの各所にエサ台をおいておくことで、転倒したときの足場にもなるので、できるだけエサ台を利用しましょう。
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エサ台はこまめに洗う!
マットを汚しにくくする「エサ台(餌皿)」。
ですが、
そのエサ台自体が
メッチャ汚れる!
カブトムシは昆虫ゼリーに足を突っ込んだり、顔ごと突っ込んだりします。
そうすると確実に、エサをこぼします。
こぼれた昆虫ゼリーには、敷いているマットが付着。
しばらく使っていると、エサ台自体が真っ黒になってきます。
エサ台自体がカビや雑菌の温床になってしまうのです。
マット交換のときにエサ台もしっかり洗いましょう。
とくに忘れがちなのが、昆虫ゼリーを置く穴。
この穴の中にカビが生えやすいのです。
洗った後はしっかり乾かさないと、カビが生えます。
晴れている日に日光に当てておくと安心ですね。
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不潔にならないことが元気に飼育する条件
カブトムシを元気に飼育するには、「消耗させないこと」。
もともと自然の中は、バクテリアや細菌がたくさんいるものですよね。
とはいっても、飼育ケースの中は別。
狭い環境の中で、風通しも悪く、さらにはカブトムシが快適な場所を求めて移動できない状況です。
カブトムシはもともと免疫機能がしっかりしている生き物ですが、細菌との闘いは体力を消耗させます。
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カブトムシの飼育ケース内をある程度清潔に保つことが、体力の消耗を避けることにつながります。
カブトムシを飼育している以上は、多少のコバエやダニの発生はしかたありませんが、大量発生してしまうくらいだと環境を見つめ直す必要があるかもしれませんね。
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最後に。
よく「どんなエサ台がいいの?」って聞かれます。
答えは、「飼育ケースに合わせて!」です。
小さいケースに大きすぎるエサ台や登り木を入れると、カブトムシの生活スペースが小さくなりすぎます。
しかも、フタに近すぎると確実に脱走を試みます。
新聞紙を挟んでいても、それを破って、フタをこじ開けようとしますね。
レイアウトに気をつけるとともに、脱走防止のために上に重しを載せておいたり、テープを貼るなどして逃げられないようにしておいてくださいね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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