国産クワガタの代表種の寿命はどれくらい?冬越しってできる?

こんにちは。ケンスケです。

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クワガタっていろんな種類がいます。
日本にいるクワガタだけで30種類以上ともいわれています。

カブトムシは成虫として越冬はできないけれど、クワガタの中には越冬して次の年の夏にも成虫として活動できるものがいるんです!

クワガタの幼虫期間は、多くが国産カブトムシよりも長く、成虫になるのにもずいぶんと時間がかかります。

そのぶん、長く成虫でいてくれるのかもしれませんね。

ということで、今回の記事は・・・

国産クワガタの代表種の寿命はどれくらい?冬越しってできる?

注意!
この記事で紹介する「寿命」は、「成虫が活動する期間」を指しています。
卵から孵化して、成虫になるまでの期間は、クワガタで1~2年。
さらに1年近く休眠(羽化してからじっとしている期間)することもあります。
こちらの記事もご一緒によんでいただくとわかりやすいです。
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トカラノコギリクワガタのオス

日本に住むクワガタの寿命はどれくらい?

オオクワガタオス

よく「カブトムシやクワガタの寿命は?」っていう話をしますが、このときの「寿命」は、「成虫として活動する期間」として話すことが多いです。

カブトムシは、生まれた次の年の夏には成虫になって、子孫を残して寿命を終えていきます。

クワガタはカブトムシとライフサイクルが少し違います。
日本のクワガタの多くが6~10月に産卵します。(気温24℃ぐらいが安定している時期)

シーズンの最初と最後で約5ヶ月もの差があるんです。
羽化までに1年以上もかかる種類のクワガタもいます。

なので、クワガタは活動できる季節がくるまで蛹室の中でジッとしている「休眠期間」が長いものがいるのです。

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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羽化したノコギリクワガタ

ということで、主な国産クワガタの「成虫として活動する期間」をみていきましょう。

もちろん、生き物なので、これ以上生きることもあるし、もっと早く寿命をむかえることもあるので、目安として考えてくださいね。

主な国産種の成虫寿命。

やっぱり、寿命が長いのは「ドルクス属」とよばれる黒くて平べったいクワガタ。主な種類をひとつずつかいせつしていきましょう。

①オオクワガタ 2~3年

オオクワガタのオス

オオクワガタは幼虫として8~12ヶ月過ごします。
蛹の期間は約1ヶ月。
成虫として2~3年ぐらい生きることが多いです。

長い人では4年も生きたこともあります!

飼育下では、非常に丈夫なクワガタで、越冬させることで長期間の飼育が楽しめます。

野生のものでは、もっと短くなる傾向にあるようです。

環境への適応範囲が広く、長生きで繁殖もさせやすいことから、初心者からベテランまで多くの人に飼育されています。

②コクワガタ 1~3年

コクワガタ

コクワガタはオスでも3cmぐらいのものから5cmを超えるものまで、大きさにかなり差があります。
小さなものほど幼虫期間が短く、早く活動する傾向にあります。

野生での生息数が多く、自然の多い地域では簡単に採集することも可能です。

越冬させることで、成虫として1年以上飼育することが可能です。
(越冬できない個体も多いですが。)

繁殖させて、羽化させた個体は大きくなることが多く、幼虫期間も短い個体が多いので、累代飼育(何代にもわたって繁殖させる)が楽しい種類です。

大きく育てるとカッコいいし、小さいとかわいいので、初心者にもおすすめのクワガタです。

③ヒラタクワガタ 半年~3年

ヒラタクワガタのペア

気性の荒いクワガタとして有名です。
ヒラタクワガタも越冬して1年以上生きることが多い、比較的長寿のクワガタです。

生態はコクワガタに似ています。
オスで4cm~7cm、多くが5cm台の大きさです。

ペアリング(交尾)さえうまくいけば、繁殖も簡単です。
(気性が荒いので、交尾相手を攻撃してしまうこともある。)

6cmを超えるヒラタクワガタは、フォルムがかっこよくて、内歯(大アゴのギザギザ)が細かく出ていかにも強そう!

④ノコギリクワガタ 2ヶ月~4ヶ月

羽化したてのノコギリクワガタ

ノコギリクワガタは、残念ながら越冬できません。平均的に3ヶ月ぐらい成虫として活動します。
うまく飼育すれば、12月ごろまで生きていてくれることもありますが、年越しすることは稀れです。

成虫になって活動(エサを食べたり、繁殖させたり)を始めると、そのシーズンで寿命をむかえます。

とはいっても、ペアで飼育できれば繁殖力も強く、次世代を残してくれるので飼いやすいクワガタです。

ノコギリクワガタは、オスの大アゴも魅力ですが、私が好きなのはメス。

大きなあずきのようで、チョコレートのお菓子のような色で、丸っこいのがとってもキュートです。

⑤ミヤマクワガタ 2ヶ月~4ヶ月

ミヤマクワガタ

ミヤマクワガタは無骨なヨロイのような外骨格と、強そうな大アゴが特徴のクワガタ。

成虫としての寿命はノコギリクワガタと同じくらいです。
生態もよく似ています。

ただし、少し標高の高い場所に生息するので高温が苦手。

私も何度か採集して、飼育に挑戦していますが、あまり長生きさせられませんでした。

高温に注意すれば、ノコギリクワガタのように秋ごろまで飼育することも可能です。こちらも羽化してから3ヶ月ぐらいで寿命をむかえることが多いです。

⑥その他のクワガタ

アカアシクワガタ

ヒメオオクワガタ 1~2年
スジクワガタ・アカアシクワガタ 半年~1年
マルバネクワガタ 3ヶ月

寿命が長いのは。

オオクワガタのオス

越冬できるクワガタは、1年以上成虫で活動することができます。
主に「ドルクス属」といわれる「平べったい」&「黒っぽい」クワガタは比較的長寿のクワガタです。

洞といわれる樹の穴のすき間に隠れて棲んでいることが多く、野外で見つけるのが難しいクワガタ。

累代飼育で大型に育てていく楽しみ方をする人が多いです。
寿命が長いので、飼育個体に愛着が湧いてくるのがいいですね。

越冬できない種類。

ノコギリクワガタとミヤマクワガタ

ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタは、成虫のまま越冬することができません。

成虫としては2ヶ月~4ヶ月ぐらいです。

そのぶん、一頭のメスが産む卵はドルクス属よりも多いように感じます。

越冬できないので、季節を合わせるために「休眠期間」を長くとることが特徴です。
ある意味「休眠期間」を含めたら、羽化してから1年近く成虫でいるともいえるでしょうか。

飼育下と自然下での寿命の違い。

クワガタの飼育レイアウト

やっぱり、飼育下での寿命のほうが長いです。

要因は、

天敵…捕食される。
闘争…他の昆虫(同種も含む)とケンカ
エサ…樹液にありつけないことも。
環境変化…天気や気候の影響

飼育下では、野外よりも生存に有利な環境であるといえます。

エサには困らないし、捕食される心配もない。
温度管理はヒトがやってくれるし、単独飼育であれば闘争も起きない。

安全な飼育ケースの中では、体力の消耗が少なくて済むのも特徴です。

クワガタが弱ってしまう原因は?

アカアシクワガタの腹側

クワガタを長生きさせるために、寿命を早くむかえてしまう原因を考えてみましょう。

クワガタの体力を消耗させる原因となるのは主に4つ考えられます。

①乾燥
②エサ
③飼育環境
④温度

①乾燥

多くのクワガタが好むのは、雑木林の中にある、陽の当たらない場所。
川が近くにあるなど湿度の高い場所にいることが多いです。

乾燥は、足欠けの原因になることも。

乾燥するとすぐに弱るわけではありませんが、適度な加湿はクワガタの消耗を抑えるといえそうです。

②エサ

エサは昆虫ゼリーで充分です。
ないときに緊急用として果物を使うのはアリですが、できるだけ水分の少ないものを与えます。

③飼育環境

クワガタ同士の複数飼育。長期間の雌雄同居。
また、転倒やひっくり返ったまま長時間いること。

飼育ケース内のレイアウトも体力の消耗に影響を与えています。

④温度

日本のクワガタは亜熱帯地方のものを除いて、比較的低温には強い傾向にあります。

一方、高温にはあまり強くありません。
成虫としての活動温度は多くが18℃~28℃ぐらい。

真夏の高温は30℃以上になることもしばしば。
エアコンで室温を管理したり、風通しを良くしたりするなどして高温が長時間続かないようにしてあげましょう。

越冬する種類のクワガタに関しては、低温はあまり気にする必要はありません。

ただし、空調(エアコン)を使う部屋で飼育する場合は注意が必要です。

急激な温度変化や繰り返しの大きな温度変化は、クワガタも体調を崩しやすいといえるでしょう。
空調の風が当たらない、温度変化の少ない場所に置きましょう。

最後に

オオクワガタのペア

大切なクワガタに少しでも長く成虫で生きてもらいたいですよね。

でも、クワガタも生き物。
予期せず早くに寿命を迎えてしまうことも多々あります。

それに、繁殖をさせて、累代飼育で何年も飼育を楽しむのも方法の一つです。

クワガタ飼育の楽しみ方も人それぞれ。
好きなクワガタの種類も人それぞれ。

ご自分に合ったクワガタ飼育を楽しんでみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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