国産カブトムシ幼虫。越冬中の温度はどれくらいがいい?加温の必要は?

こんにちは。ケンスケです。

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日本に住むカブトムシの成虫は、夏の終りから秋にかけて寿命を迎えます。

でも、運が良ければ卵を産んで次の世代となる幼虫が生まれているかもしれませんね。

夏の終りに生まれた幼虫たちは冬を越して、次の初夏に羽化して成虫になります。

ということは、日本のカブトムシは「幼虫」の状態で冬を迎えるのです。

今回の記事では、日本産のカブトムシ(ヤマトカブトムシ)の幼虫の冬季における飼育温度について紹介していきます。

国産カブトムシのライフサイクル!の記事も参考にどうぞ。

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越冬前のカブトムシ幼虫

国産カブトムシ幼虫。越冬中の温度はどれくらいがいい?加温の必要は?

カブトムシは「幼虫」で越冬する!

カブトムシ3令幼虫

日本のカブトムシの成虫は基本的に冬を越すことができません。
一部長生きして冬を迎える個体もいますが、ほとんどが秋までに寿命を迎えてしまうのです。

関連記事:カブトムシ成虫を長生きさせてみる!⇒【カブトムシ成虫】の寿命は短い!老化を防いで長生きさせてみよう!

晩夏から秋に卵から孵ったカブトムシの幼虫は、エサとなるマットをグングン食べて大きくなり、寒い冬に備えます。

越冬中はエサもあまり食べずにいるので、その分の栄養を摂取しておくんですね。夏の終りから秋にかけて急激に大きくなります。
だいたい11月後半までには、かなり大きくなっています。

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越冬中はほとんど動かない!

カブトムシのマット飼育

気温が15℃を下回ってくると幼虫たちはマットを食べる量が減り、動きが鈍くなってきます。

10℃を下回ると越冬モードになり、ほとんどマットも食べずに動きもなくなります。

ただし、冬眠する動物のように仮死状態になるのではなく、動きを止めているだけなので、気温が温かい日にはエサを食べることもあるようです。

動かないからといって、むやみにいじったり、掘り起こしたりすると弱ってしまう原因になるのでやめましょう。

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カブトムシ幼虫の生息温度帯

マットに潜るカブトムシの幼虫(3令)

一般的に

0℃~28℃

といわれています。

低温は「凍らない温度」
もともと日本の野山に棲む種類なので低温には強いようです。

とはいっても、0℃以下になるのは好ましくありません。
日本の室内で飼育している限りは低温に関してはあまり心配しなくてよさそうですね。

一方、高温には注意が必要です。
外気温が30℃を超えていても雑木林の中は意外と涼しくなっています。

さらに幼虫が住んでいる土の中は、木の陰になって結構冷たいのです。
幼虫が羽化を始める6月から7月には、気温も室温もかなり高くなる時期なので気をつけたいですね。

また、冬季の温度に関していえば、「屋外での飼育」は気をつける必要があります。

最近では東京で氷点下になる地域は減少してきていますが、お住いの地域によってはマットが凍結してしまう恐れがあります。

さらに、屋外で日光の当たる場所だと冬でも急激な温度の上昇も考えられます。
できるだけ温度変化の少ない屋内で管理したほうが冬眠中のリスクを減らせるでしょう。

こちらの記事ではクワガタ成虫の「越冬」準備について紹介しています。

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越冬中の温度は?

冬季のカブトムシ飼育ケース

好ましい温度は、

0℃以上10℃以下!

カブトムシの幼虫は10℃を超えると少しだけ活動します。
冬眠状態のスイッチが入ってしまっていればそれほど活動はしませんが、長時間10℃を超えてしまうと春を迎えたと勘違いでもしてしまうのか動き出すことがあるんです。

最近の住宅は高密閉になっていることも多いですね。
なるべく温度の上がらない場所で管理するのが好ましいといえます。

逆に寒すぎるとどうなるか。
自然界でのカブトムシの幼虫は、地表に近い部分が冷え込めば深い場所で過ごせます。

ですが、飼育下ではケース内のマットが凍ってしまうと移動できません。
なるべく「凍らない温度」で管理する必要があります。

屋内で飼育しよう!

もともと日本のカブトムシは寒さに強い性質があるので、凍らなければ大丈夫です。

カブトムシ幼虫の冬の管理方法はこちらもごらんください。

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カブトムシ幼虫の冬

加温の必要はない。

まだ小さいカブトムシの幼虫

外国産のカブトムシは冬を越す能力がないものが多いです。
その場合、どうしても冬季は加温しなければいけません。

ですが、日本のカブトムシは寒さに強いので屋内飼育であれば加温する必要はありません。

温度を上げてエサをたくさん食べさせれば大きく成長しそうですが、羽化の時期が早くなることで大きさはそれほど変わらないことが多いです。

むしろ低温で幼虫時代を長く経験させることで大きく成長することが多いといえます。

初めてカブトムシを飼う人は越冬は難しそうと思うかもしれませんが、国産のカブトムシは丈夫なので安心して越冬させてみましょう。

マット交換と加湿

冬眠前にマットを交換しておく。

カブトムシが越冬中にマット交換をするのはあまりおすすめできません。
活動量の低い時期に大幅に飼育環境が変わると弱ってしまう可能性があるからです。

気温が15℃を下回る11月中旬ぐらいまでにはマット交換を済ませてしまいましょう

カブトムシのマット交換の時期についてはこちらの記事で解説しています。

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冬は乾燥しやすい季節です。
マットの乾燥にも気をつけましょう。

とはいっても、私はケースに新聞紙を2枚挟んでいます。
冬季に加湿するのは1度か2度くらい。

これは管理場所や気候にもよるので週に一度くらいはマットの状態を見て調節してみてください。

加湿し過ぎもカビやマットの再発酵の危険があります。
たまにマットに白いカビのようなものが見られることがありますが、キノコの菌糸のことが多いです。

マットに生えた白いものはキノコの菌糸

加湿過多によるカビは「青っぽい」ものが多いです。
カビが増えすぎると人間の健康にもよくない恐れもありますので、増えすぎた場合は取り除いたほうが無難です。

カブトムシマットの水やりについてはこちらもご覧ください。

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最後に。

○気温15℃以下で越冬準備。
○11月中旬頃にはマット交換を終えておく。
○冬になるまでに急成長する。
○カブトムシは寒さに強い。
○できるだけ屋内で飼育。(なるべく冬季は低温で!)
○暖房の影響に注意。(0℃~10℃ぐらいで管理)
○マットの乾燥と加湿し過ぎにも注意。

うまく冬を越せたらカブトムシの幼虫飼育もクライマックスが近づきます。
うまく羽化させることができれば感動が待っていますよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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