【カブトムシ成虫】の足!木にしがみつく力は鋭いツメにあった!

こんにちは。ケンスケです。

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カブトムシって、手や指に掴まらせると

「ギュー」って

握りしめてくれて、なんだか赤ちゃんが指を掴む力に似ていてうれしくなりませんか?(・・・そんなことないか~。

でも、手や腕につかまらせていると、後で赤くなったり、傷ができていたりするんですよね。

しかも引きはがそうとすると、けっこうイタイ!

カブトムシの顔

『【カブトムシ成虫】の足!木にしがみつく力は鋭いツメにあった!』

ということで、今回は、

カブトムシの足はどうなっているの~?っていう記事です。
最後まで読んでみてくださいね。

「胸部」から足が6本生えている。

カブトムシの横顔

昆虫は、

頭部
胸部
腹部

が明確に分かれていて、

胸部から

羽が2対(4枚)
足が3対(6本)

生えている。

・・・と小学生のころ理科の授業で習いました。

でも、カブトムシをよく見てみると・・・あれ?

「腹から足生えてるじゃん?」

・・・そう見えますよね。

でも実はカブトムシの場合は後足(後肢)が生えているところまでを「胸部」と呼びます。

カブトムシを裏返してみると分かりますね。

あおむけのカブトムシ

「飛ぶ」「歩く」といった基本的な運動に関する器官は「胸部」が重要な役割をしているんですね。

ただし、死骸がバラバラになるときは、前肢と中肢の間「くびれ部分」で分かれることが多いですね。
野外で鳥などに食べられて、残される部分も前肢と中肢の間から上部ですね。

カブトムシの足の呼び方と役割

カブトムシ足の説明

腿節(たいせつ)

カブトムシの前足腿節

カブトムシの足のうちでも太くなっている部分です。
中には足を動かす筋肉が詰まっています。

腿節は、いろいろな方向に動かせるようになっていますね。
「多軸関節」っていいます。「球状関節」ともいいます。

ヒトでいうと「股関節」のようなものでしょうか。

脛節(けいせつ)

カブトムシ前足脛節

トゲトゲがあります。
ツメと同じように地面や樹皮に引っかけて滑り止めのような役割をしていると考えられます。

カマキリやコロギスという昆虫はこういうトゲを武器にしているものもいますね。
ちなみにキリギリスの仲間はこの脛節に鼓膜をもっているものがいます!

脛節は一方向にしか曲がりません。
ヒトでいう「単軸関節」で「蝶番関節」ですね。(笑)

カブトムシを見ているとメスはこの脛節をシャベルのように使って、土を掻いて潜っていきます。

跗節(ふせつ)

カブトムシ附節

脛節の先にある小さな節がいくつかつながっている部分です。
いろいろな方向に曲がります。

いろんな方向に曲がることが可能なので、ツメを自在に動かせます。
ツメの向きを変えることによって、いろいろな方向に踏ん張ることができるんですね。

ツメ(爪)

カブトムシの鉤爪

鎌のような、フックのような形をしていて、かなり鋭いです。
猫のようにツメを立てて、足場に引っかけたり、歩くときには離したりできます。

2本のツメの間には、毛が生えていて感覚器の役割をしています。

オスは交尾の時にツメでメスを掴んで逃がさないようにしています。

足のツメはかなり鋭い!

鉤爪で木にしがみつく

カブトムシのツメはかなり鋭くて、ヒトの皮膚にツメを立ててしがみつくこともできちゃいます。

プラケースをひっかくと

「ギギー、ギー」とあの不快な音を出すことも!

手や腕に掴まらせたい気持ちは分かります。

が、

掴まる力が弱いクワガタと違い、皮膚を傷つけることも多いです。
衛生面も心配なのであんまりおすすめはできません。

持ち上げる時は注意!簡単に持ち上げる方法。

カブトムシ捕まえた!

カブトムシを持ち上げる時は、足場からツメを外してもらわなければいけません。

強引に持ち上げようとするとカブトムシは余計にツメを食い込ませてしまいます。
(じゅうたんやカーテンだと大変!!!)

下手をすると足がもげてしまうこともあります。

そんなときは!

カブトムシの頭側に登り木を置いて、おしりを押してあげる!

簡単でしょ!

やさしい移動のさせ方

こうすれば、誰も傷つかない!

人にもカブトムシにも環境にも優しい方法です。

注意!
カブトムシを持ちあげる時は、胸部と前翅のくびれ部分に指を挟まれないように注意しましょう。
意外と力が強くて、挟まれるとかなり痛いです。外国産のカブトムシだと指をケガすることもあります。持ち上げる時の注意
カブトムシの持ち上げ方をまとめてみました!
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オスの持ち方

爪の間に「ヒゲ」が生えている!

私、子供のころカブトムシのツメは各足に3本ずつ生えていると思っていました。

でも、ツメは各足2本です。
よく見ると真ん中に「ヒゲ」みたいなものが生えているんですね。

実はあれ、

「感覚器」なんです。

ツメの間のヒゲ

地面の硬さやひずみ(傾きや質、圧力)を感知しています。
6本の足それぞれについているので異常を感知するとより強くしがみつこうとするんですね。

※クワガタのツメの間にもヒゲが生えていて、衝撃や異常を感じると足を離して危険を回避する習性があります。
これを利用したのが「蹴り採集」ですね。木を蹴って振動を感知させて落下させる方法です。(カブトムシは基本、落ちてきません)

足は取れやすいので要注意!

カブトムシ

カブトムシやクワガタムシは足が取れやすいです。

ちぎれる関節は末端側(ツメ側)がいちばん多く、体幹へ向かって少なくなっていきます。

基本的に1~2本足がとれても、すぐに生命の危機があるわけではありません。歩くのがぎこちなくなるぐらいです。

痛みは感じていないようです。

ただ、野外ではエサがとりにくくなったり、外敵から逃げるのが遅れてしまったり、他個体との闘争に負けやすかったり・・・

原因は乾燥だったり、老化だったり、ケンカや転倒だったりさまざまです。交尾のときの諍いでもとれてしまうこともあるようです。

他にも持ち上げる時に強引にしすぎるととれてしまうことも。

カブトムシの足は、コオロギなどと違って再生できないので、大事にしてあげたいです。

とくに繁殖を考えている人は、前述したように前肢は交尾や産卵行動にも使われます。

また、別記事でまとめてみたいと思います。

カブトムシの足がとれるのは「節足動物」であるが故の宿命!?

【カブトムシ成虫】足がとれる原因とは?生きていけるの?対処法は?麻痺は?

足の麻痺!

成虫がある程度の期間生きているとき。
高気温が長く続いてしまったとき。
飼育環境が不衛生になってしまったとき。

こんなときに起こりやすいのが「足の麻痺」

何らかの神経系または運動器の問題だとは思いますが、原因はわかりません。

原因が分からないので、防ぐことは難しいですが、飼育環境を整えてあげることで減らしてあげたいですね。

こちらも、足が不自由でもきちんとエサが食べれていれば、問題なく生活できることも多いです。

最後に。

カブトムシの足

カブトムシの最大の特徴はもちろん「オスの角」ですが、意外とこの「足」もカッコよくないですか?

カブトムシは常に

「何かにしがみついていたい」生きもの!

カブトムシは身体の重心が背中側にあって、不安定なんですね。

なので、足を持ち上げる時は必ず他の足のツメはどこかに引っかけているんです。ひっくり返らないように掴まっているんですね。

その力の秘密は

「鋭い鉤爪」

ヒトの皮膚ぐらいなら軽く食い込みます。

昆虫の体もよく見てみるとおもしろいですね~!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

カブトムシの顔
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